ドクン天界へ
法衣を着た老人の闘気によってパチッバチと空気が弾ける ゴゴゴゴゴオオオオオと大地が震える
「こ奴らはわしが始末する 黙ってみておれ」
「しかたないですね、私も力を解放しましょう」ダンディな男リクエイタも本気になったようだ
ダンディな男リクエイタと細身の男ユウマソウは法衣を着た老人の圧倒的な闘気によって動きを封じられている
しかし、このままではやられる!と判断したダンディな男リクエイタは闘気を解放した
「ヌウオオオオワワオオオアアアア」ダンディな男リクエイタの体の周りを黒い闘気がユラユラと揺らめく
「ほう! このわしの闘気の中で動けるとはたいした奴じゃ」
「あなたにはまだ勝てそうにない、この場は退かせてもらいます」
そう言うと細身の男ユウマソウを片手で抱える
壮北「このまま黙って逃がすか!」
水格「貴様には聞きたいこともある」
土門「うむ」
「やめておけ、お前達では殺されるだけじゃ」
「ぐぐっ」その言葉を聞いて坊主3人は留まる
ダンディな男リクエイタは シュっ と大男アオリツの所へ一瞬で移動
「フロング」と唱える
フロングは浮遊魔法
自分の範囲内にいる人、物などを自由に浮かせることができる
使用者の魔法使いのレベルが上がるにつれ使用範囲が広がり
より重い物も浮遊させることができる
フワっと大男アオリツの体が宙に浮く「アオリツさんは重いので・・・では、またお会いしましょう」
シュワワワワアアン 突然、ダンディな男リクエイタ達の前に禍々しいドス黒い闇の扉が現れる
ズズズズズズズズズ 扉が開いて中から骸骨の姿が見える
「!!!」壮北
「あの邪悪な扉は・・・」水格
「なんという悪意に満ちた闘気」土門
その中にダンディな男リクエイタ達は入り扉は徐々に消えていった
「あ奴ら・・」法衣を着た老人
扉が消えて重苦しいおさえつけられるような不快な空気が徐々になくなっていく
「お前達、なにボサっとしてる 早くミリアらを介抱せぬか」
「はっ!」壮北
「すぐに!」水格
「!!」土門
その言葉に坊主達3人は慌ててそれぞれ倒れているドクン、シーコ、ミリアらの元へ シュっ と移動
「レーキュリー」と唱える
レーキュリーは回復魔法
使用者が相手の体、傷のある場所に手を触れるとその箇所の傷を治す
自分自身にも使用可能
使用者の魔法使いのレベルが上がるにつれ傷の回復速度が早まる
倒れて傷を負っていたがパアアアアアアアアア!!! と暖かい光によってドクン、シーコ、ミリア、リン、クーポンの傷が回復していく 傷はそんなに深くはなかったようだ
「うう・・・」ドクンの意識が戻って目をゆっくり開けた
「・・・・」シーコ、ミリア、リン、クーポンも少し遅れて意識を取り戻しゆっくり目を開いた
「ミリア様、大丈夫ですか」水格
「水格・・・?」
「おお、よかった」安堵の表情の水格
まだ立って歩けるほどではないがとりあえずうっすら目を開け意識を取り戻した
法衣を着た老人フェックルも シュっ と移動しドクン達の元へ
「うむ みな無事のようじゃな・・・・とりあえず天界に戻るかの」
「はっ」土門
「この下界の子供はどうしますか?それに獣人に魔物もいますが」壮北
「もちろん一緒に連れてく、その者達はミリアの命の恩人じゃ」法衣を着た老人フェックル
「!!」水格
「!!」壮北
「!!」土門
法衣を着た老人フェックルの言葉に戸惑う坊主3人
それも当然のこと 天界と下界は別世界だからだ 下界に暮らしてる者達は天界の存在すら知らない
天界に暮らしてる者達は下界の存在は知っている
天界で暮らしてる者達は下界で暮らしている者達を自分達より身分が低い下民「下層の者」などと言って見下す。天界にいる者達全員がそういう考えではないが大多数はそう思っている
「ヌウッ!」法衣を着た老人フェックルが手をパっと開き、力を込める
その場に異空間ができた ブワワワワワワワ 異次元につながる穴が開いた
「ゆくぞ」
坊主3人はそれぞれドクン、シーコ、ミリア、リン、クーポンを両手で抱えて穴に入っていった




