表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/30

突然の襲撃者

気絶して意識のなかった少女がベッドの上で目覚めた 初めはうっすら目を開けて 次に「はっ」と声をだし目を見開いた


「わたしどうして?・・・」



ガチャっとドアが開いた 警戒する少女がベッドから立ち上がろうとしたがまだ疲労で体がうまく動かない (早く逃げなきゃ!) 足跡が近づくにつれてドキ、ドキと少女の心臓の鼓動が響く



「目がさめた」シーコが優しく話しかけてきた


少女は冷や汗をかき一瞬驚いたがシーコの言葉に安心したような表情になりまたベッドに横になった




「大丈夫、まだゆっくり休んでいて」


「ここは?・・・」


「ここは病院」


「・・・」


「ああ、ドクンとぶつかって倒れてそれで気を失って・・・」


「そうですか・・・助けていただいてありがとうございます」



「名前とか聞いていいかな、わたしはシーコ」


「ミリアです」



ミリアは銀色の髪で身長140㎝ほど緑色の瞳をしている 大人しそうだが可愛らしい感じの少女



「それでミリアはなんかこの町の警備兵に追われてたみたいだけど・・・」



「はい・・・」



「う~ん? ミリアは悪い子なの?」言いにくそうに考え込みながら言うシーコ



「いや、私は悪くないです!」大声で反論するミリア



ガチャっとドアが開く 


「あいつ 目~さめたかー」ドクンが元気よく入ってきた。クーポンとリンも一緒にいる


「うっさいわねー静かに入ってきなさいよ」怒って注意するシーコ


「よう!」ベッドに近づいてミリアに話しかけるドクン



その時ガシャーーーーン「!?」ガラスが割れるような音 


バタバタと慌ただしく走る足音がする 「うわーーー」「キャーーーー」と悲鳴も 病室の外が騒がしい


「また、なによ~」頭を抱えて慌てるシーコ





「ここは病院だぞ!」「何だお前たちは!」


騒ぎを聞きつけた二人の医師が注意をしようと襲撃者の前に来た時、一瞬の隙にスキンヘッドの大男に顔を掴まれる「!?」 医師は震えて声が出ない 



医師の体重は70キロだったが片手で軽々と持ち上げられる 「うう・・あぁ・・」 医師はまともにしゃべれず小刻みに震え小さく声を漏らした ドゴッ! そして壁に放り投げられる



医師は壁に叩きつけられて倒れて気を失った 「あぁぁぁ」 一緒にいた医師はそれを見て恐怖し小さく声を漏らしその場にへタれ込む



大男の名前はアオリツ



「シャヒャヒャヒャ」と甲高く不敵な笑みで笑う襲撃者もいた こちらは細身の男で髪が逆立っている 名前はユウマソウ



「邪魔するやつは殺すぞ、シャヒャヒャヒャ」周りにいる医師や看護婦は恐怖で声が出ず立ったまま固まっている者や怯えて小さくなっている者 来訪している一般人も突然のできごとに同じように震えて固まっている



「この子はどちらですか?」紳士的に話しかける襲撃者もいた 名前はリクエイタ 年齢は40歳くらいに見える 髭を生やして身なり巧みな言葉づかいで余裕あるダンディな男 



女性の病院関係者に見せた写真はミリア



「3、303号室です・・・」大男と細身の男の行動や言動を見ていた病院関係者の女性は恐怖心からミリアの居場所をあっさり答える


階段を上がり3階のミリアの病室前に来た3人の襲撃者 紳士的な言葉づかいの男リクエイタがトン、トンとノックをする 


しかし反応はない ガチャっとドア開ける しかし病室にはドクン、シーコ、クーポン、リン、ミリアの姿はない



「逃げられましたか・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ