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お仕事リベンジャーズ②

ーお仕事リベンジャーズ②ー





ルーラさんに抱きしめられたりギラついた目でにじり寄られてなんか怖かった所をライラさんに助けられたりした後、ライラさんを加えて女性使用人さん部屋の洗濯物も回収した私達三人は業務用大型魔道具『大型洗濯機』があるという部屋にやって来た。



そして業務用大型魔道具というだけあって部屋の天井に届きそうなくらい大きい。しかもそれが2つ。

どうやってこの部屋に入れたんだろ?


あと御屋敷中のベッドカバーと掛け布団全部突っ込んでも余裕で動き脱水と乾燥も完備なのらしいのだ。

業務用魔道具すごくすごい!!



そんなハイテク魔道具洗濯機さんはヨコドラム型で洗濯物を入れる所は私の頭よりちょっと高い位置にあり、背伸びして中を覗いてみると日本のドラム式洗濯機みたいに出っ張りがついてて、世界が変わっても行き着く所は似るんだなぁって思った。




「……ん、……しょ!」

籠いっぱいの洗濯物の中から持てる分だけを持って洗濯機の中に入れていく。


もちろん男女で洗濯機を分けて入れる。

私は特に気にならないけど女性使用人さん達的には嫌らしい、いつか私もそういう風に考えるようになるのかな?


そしてその間にライラさんは私の倍の洗濯物を突っ込み、ルーラさんは何かの液体(多分洗剤…かな?)を洗濯機についてる注ぎ口から流し込んでいた。



それから程なくして大量の洗濯物を突っ込み終わった。後はこの洗濯機という名の大型魔道具に魔力を入れれば午前のお仕事は終わりだ。



「ノアールちゃんは今魔道具禁止令が出てるから残念だけどそこでやり方だけ見ててね?」

私の頭をポンポンと苦笑気味に撫でながら言うライラさんに頷く。

私は今ご主人様(クラウスさん)直々の魔道具禁止令が出されているのだ……。魔道具触れないのがすっごく残念……。



ちなみにそんな禁止令が出た理由は、先日の掃除機魔道具さんが私が気絶した後も大暴れの大暴走していたそうで、幸い貴重品とかは壊れなかったそうだけど最終的に掃除機魔道具さんはお亡くなりになったかららしい……。南無……。


まぁ、そんな訳で私には魔道具禁止令が発行されてしまったのだ……orz





「それじゃあよーく見ててね」

ライラさんは私を片腕だけで抱っこして洗濯機のスイッチ、もとい魔石の付いてる部分が見えるようにしてくれた。


洗濯機の魔石は3つも付いていて上から順に青色、緑色、赤色の三色。そして案の定この魔石達にも魔法陣が刻まれていてそれぞれ魔法陣の形が違うのが分かった。



「まず青色の魔石に魔力を流すわ」

ライラさんが青色の魔石に手を当てると洗濯機がゴゥンゴゥンと音を立てて動き出し、洗濯機の中にバシャバシャと泡の水が注がれた。


「次はこの緑色の魔石ね」

続いて緑色の魔石に手を当てると水の中に小さな渦が出来た。

それはだんだんと大きくなって中の洗濯物を巻き込みながら高速回転していった。



「後は止まるまで待つだけよ」


「…あ、か……は…?」

あれ?赤色だけ使ってないよ?と思って聞いてみると


「赤は洗濯物を乾燥する時に使うから今はいいのよ」


との事で洗濯物のお仕事は一旦終わりらしい。

次のお仕事はなんだろう?昨日は途中で倒れちゃったから今日は最後まで頑張るよ!えいえいおー!



「つ…、…ぎ……!」

ふんすっと気合いを込めて次のお仕事何ですか?とルーラさんを見上げるとクゥッ…って言って顔を背けてぷるぷるしだした。


……?私何か変な事したかな…?




途中ライラさんが「私は他のお仕事をしてくるね」と言って別れ、それからしばらくしてルーラさんが復活した。

何故かこっちを見る前に武術マンガみたいな深い息をしてからだけど。レディファイ?



「それじゃあ次に行きましょうか」


別に戦闘が始まるとかも無くルーラさんに手を引かれて次にやってきたのは御屋敷の男性使用人さん部屋がある所の真反対側にある小さなお部屋。

元々はちょっとした物置部屋だったけど最近改装したらしい。



ギギギィッと音を立てて扉を押し開けて部屋に入ると中は真っ暗でひんやりとしてた。


中に何か置いてあるみたいでそれを見ようとジーッと目を凝らしてるとパッと明かりがついてちょっとだけびっくりした。

振り返るとルーラさんが部屋に入った所の壁についてる魔石から手を離したところだった。



たぶんアレが電気のスイッチなのかな?

っていうかあれも魔道具?だよね?

つまり私は電気のスイッチすら触っちゃダメと?

あぁ…、魔道具禁止令早く解除されたい……orz



心の中でorzしながらも明かりのついた部屋の中を改めて見てみた。


部屋は目測12畳くらい?多分そのくらいの広さで床はコンクリートみたいな灰色の石床、窓はついてなくて明かりは天井についてる1つだけ。


部屋の真ん中には羽根ペンっぽいのが置いてある机が1つとそれを挟むように置かれた椅子が2つ。

あと壁際に私でも1番上の段に手が届きそうな本棚とよくわかんない道具が幾つか入った木箱が1つ。



なんの部屋なんだろうと考えてるとルーラさんがその答えを教えてくれた。


「ここは今日からノアールちゃんのお勉強部屋になる部屋よ。本当は昨日からの予定だったんだけどノアールちゃん気絶しちゃってたでしょ?」


「……べ、ん……きょぅ……べ…、あ……?」


「そう、勉強部屋。ノアールちゃんご主人様にこの国の言葉を教えてくださいって頼んでたでしょう?

でもそれだけじゃあこの国で生きていく為には全然足りないの、それは分かる?」


「…ん、………う、……ん」

ルーラさんに言われた言葉を頭の中で何回か繰り返し、なるほど確かにと思ったので素直に頷く。


「それでご主人様がノアールちゃんの為にこの部屋を用意するようにって言われたの。本とかもご主人様が昔使ってたのをわざわざ御実家から取り寄せたそうよ?」


な、なんだってー!?

いや、でもなんでわざわざそこまで?

うーん…、わかんないけど帰ってきたらちゃんとお礼言わないとだよね!


ハッ! 教材費とか請求されたりするんだろうか…?後でちゃんと聞いておこう、うん。


「で、当面の予定として、お勉強は基本お昼休みが終わってから5の時の鐘が鳴るまで、ちゃんと間に休憩も挟むから安心していいわよ。

内容はこの国の言葉と文字の練習、まず言葉を覚えないと他のお勉強ができないものね。

ここまでで何か分からない事はあるかしら?」


特に分からない事も無かったので私は首を横に振った。


「それにもし分からない事があっても大丈夫よ、お姉ちゃんが手取り足取り身体の隅々まで教えてあげるから!」


せっかく途中まで真面目モードだったのに、とルーラさんをジトーっと見てるとリーンゴーンリーンゴーンと鐘の音が外から聞こえてきた。

つまりはお昼休みの時間だ。


もうそんなに時間が立ってたのかーと思いながら妄想トリップしたルーラさんの横を通り抜けて部屋を出る。

部屋を出る時にご飯食べないの?と声をかけてみたけど返ってきたのは見せられないよ!ならぬ聞かせられないよ!な独り言だけ。

えっちぃのはダメなんですよ!?



それからしばらく待ってても一向に動きそうに無かったので私はそのままルーラさんを置いて一人食堂部屋に向かった。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回あたり新キャラ出すかもです?|ू・ω・` )


それではまた次回で(´∀`*)ノシ

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