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プロローグ
『お～！！』『すいませんが・・』『誰か～』
『は～い！』『ちょっと待っててくださいね』『わかりました』
戌井実咲 ２７歳
今日も施設の中を走り回る私は
ここの特別養護老人施設(特養)に勤務して８年になる。
毎日お年寄りの介助を行う仕事にやりがいや誇りを持っている
・・・はずだった。
私の想像した介護という仕事。
私の経験した介護という現場。
色々な思いや出来事をここで語っていきたいと思う。
理想と現実・様々な葛藤もあったし、
楽しいことや嬉しいことももちろんあった。
私の八年が、良くも悪くも受け入れられ
これからの介護人材が増えることを願って。。。
