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詩*日常から*

これくらいの世界で

作者: a i o

これくらいの世界で


おにぎりのような素朴さを

忘れないで

あたたかな手のひらを


卵焼きに入れた砂糖みたいに

不意に甘やかしてほしい

お新香のしょっぱさに

泣きたくなる日があるから


ミートボールはケチャップ味が定番

そんな安心感に包まれたのなら

カボチャの煮付けのように

ほっこりと抱き締めたくなる


裂け目にそって

反り返るタコさんウィンナー

時には無茶だってする

でも

仕切りの中で身を寄せあって

平らげてく日常


器用には摘まめない日もあるけど

大事だよぜんぶ

飽きの来ない味なんてないけど

余すことなく平らげるよ

やがて

僕になっていくご馳走


これくらいの世界で

手を合わせ

欠かせない祈りだってある


いただきます




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