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北へ(執筆途中)

 屋上へと繋がる鉄パイプの格子戸のカンヌキをはずし、鉄板の扉を「ガシャガシャ」と音を立てながら外側に開いた。


 見張りの男達は、ダルバートを食べる手を止め、米粒の付いたまま傍らに立てかけていた小銃をつかんだ。しかし、扉から覗いた郷戸ごうどの手を見ただけで、再び、眼を周囲に移し、ダルバートを器用につまみ始めた。


 郷戸は黙ったまま、北側の塀の上にエベレストウィスキーの注がれたグラスを載せ、両腕を広げて手を塀の上に載せて北の空を見上げた。星の輝きはいつもに増して鋭かった。


 「そろそろ・・・か」

 唇を少しだけ開き、舌だけ動かしててこう言うと、そのまま息を吐いた。


 「長すぎたかもしれんな」 


 

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