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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

作者: スマイル

こんな体験をしたことがあるだろうか?

夜中に一人で帰っているともう一つの足音が聞こえることがあり、その音がどんどん近づいてくる。

そして、後ろを振り向くと何かがこちらに来るのだ。そして、その人物に捕まったら捕まった人は…。


これは実際に俺が体験したことだ。そして、これから紹介することでもある。

そう、あれから一年前ぐらいのことだ。


今から一年前

俺らは会社からの残業で今日は夜遅くまで仕事をしており、俺らはそのあとに居酒屋で食事をした。

そして、食事が終わったら別々の帰路に分かれ帰っていた。

「今日は疲れたな!倍近くの仕事があった。」

「まさか残業があるなんて参ったな。まさか、今日部長に言い渡されたときは反論してやろうかと思ったよ。」

「本当あの部長には参るよな」

俺らが務めているところはブラックな企業だった。残業はほとんど当たり前だが、今日唐突に言ってきたため、俺が手伝ったため多少はましになったが、結局は友人の用事が全部お陀仏になった。

「お前、大丈夫なのか?嫁との結婚記念日をすっぽかしてしまって!?」

俺は友人に言った。今日、友人は嫁との結婚記念日だったのだ。

「ああ、嫁さんには伝えといたから。残念がっていたが、今度埋め合わせするといったら、じゃあフランス料理ねと言われ、まぁ、仕方ないかと思い了承したさ。」

「それならよかったよ。最悪夫婦仲が崩れていくのではないかと思ったよ。最近それで離婚する人が出てきたりしているし」

「あり得そうだからやめてくれ。実際に起こってしまいそうだし。帰ったら、甘えまくろう!」

俺はこの話を聞いて、夫婦仲が崩れてなくて安心した。

そんな、他愛ない話をしていた時に足音が聞こえてきた。

「「?」」

二人とも後ろを振り向いたが誰もいない。

二人とも気にしないでそのまま歩き出した。

だけど、二人がまた歩き出すと後ろで足音が聞こえた。二人は振り向いたが、やはり誰もいない。

「「!??」」

二人は恐ろしくなり、早めに歩き出した。だが、それに合わせるかのように足音を立てながら近づいてくる。我慢の限界が来たか、恐ろしさから解放されたかったのかわからないが友人が後ろの足音に声をかけた。

「おい、誰かいるのか?いるなら出てこいよ!こんないたずらしやがったからには覚悟しろよ!!」

「・・・」

「おい、聞いてるんだろ!?」

だが、返答は帰ってこない。もしかして、逃げだしたのだろうか?もし、そうなら、とんだ迷惑な行為だ。

「・・・」

それ以降数分待っても出てこない。俺は友人に声をかけた。

「もう、行こうぜ。」

「ああ」

友人も帰ることを了承して、歩き出した。しかし、また足音が聞こえてくる。

「おい、いい加減に・・・」

「おい、どうしたんだ?」

友人が黙りこくった。俺は不思議に思い後ろを振り向いたとき声を失った。

そこには、何かがこちらに歩いてきていた。全身真っ黒で何も映していない何かが…そう、影みたいな感じのやつがいた。

それがこちらに近づいて来ていたのだ。さっきまでは後ろを振り返っても何もいなかったのに、今は影みたいな何かがいた。それが、こちらの方に来ながら突然笑った。それが見えた瞬間、こちらに向かってきて走ってきたのだ。

俺らはあまりの異様さに、悪寒がはしり前に走り出した。

「あれは何なんだよ!?」

「わからないけど、あれに捕まったら大変なことになる気がする。とりあえず、逃げないと!!」

俺らはあれに捕まらないように何か方法がないか考えた。

だが、思い浮かばない。最悪なことに影みたいな何かの方が速い。

このままでは、捕まってしまうかもしれない。そんな予感がよぎった。

友人も同じことを思ったのか案を出してきた。

「このままじゃ、いずれ追いつかれてしまう。だから、二手に分かれよう。」

友人が二手に分かれようといったが、これはどちらか一方が助かる方法だ。

二人が助かる方法ではない。

「ダメだ。それじゃあ、どちらかが助からない。」

俺はとっさに否定した。だけど、友人は首を振り、このままじゃ全滅だと訴えってきた。

「他に方法があるのか?」

友人はただ冷静に言った。あいつの弱点も知らない、なにもわからない。情報がなさ過ぎてどうしようもなかった。だから、俺はその案に乗った。

「この先に曲がり角がある。そこで、二手に分かれよう!」

俺は友人の話にうなずき了承した。

俺はただ走った。その場所につくまで、走り続けた。長く感じながらもようやくその場所につく。そのとき、友人は伝言を俺に言った。

「もし、俺が何かあった場合は妻に言っといてくれ。お前のことを愛してるって、俺がいなくてもこいつが助けてくれると!!」

「おい、そんな縁起でもないことを言うなよ!」

「ああ、だから、もしもの時だよ!」

友人はそう言って、最後に「また会おうぜ。」といった。

俺も友人に「くたばるなよ」と言い別れた。

俺らは別々に、影はどちらに行くか一瞬迷い、そして・・・に行った。




















「朝か!」

俺は生き抜いた。近くの公園で、穴の中に隠れていたら一夜明けた。

「もう電話しても大丈夫だろ」

俺は電話を掛けた。だが、つながらなかった。


此処までが体験したことだ。

エッ?どちらかだって、どっちなんだろうな!?

もう、あの時のことはあまり思い出したくないんだ。

だから、君たちが勝手に想像してくれ!!

またな!!!

















































<バラバラ殺人事件>

10月29日

午前2時

ある一人の若い男性が殺された。会社で働いていたサラリーマンである。

今日は残業で会社に居残った後、食事をして、その帰る最中に殺された模様。

妻が泣きながら証言してくれた。犯人捜しのために尽力を尽くしているがいまだ発見されず。

同僚が疑われたが、仲が良く犯罪はないと断定!!                         有力な情報はない。謎に包まれている事件である。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               












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