表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/72

俺は判断を間違えてない!!


 気付いたらPVが5000、ユニークが1000を越えていました。


 私の作品を見て頂いている方々に感謝です。


 ちなみに、この結果はすごい方なんですか?

 衝撃の入学初日、命の尊さを知った二日目、そして、驚愕の3日目がスタートした。


 ラブレター(と思われる物)を渡してきた女子は入学3日目でとても有名人になっていた。


 なぜなら、学校の掲示板に彼女と複数の男がホテルに入って行く写真が貼られていて、学年問わずその女子が誰か噂になったからだ。


 特に、ホテルに入っていった日付が全部一緒で時間だけが違うことに男子は学年一のサセ子だと近づくやつが出たり、女子からは影で淫売、雌犬、クソビッチ、歩く開脚動物など様々な罵詈雑言を受けていた。


 そして、なぜか俺の所に来て「お前のせいだ!!」と殴ってきたのでひょいっと避けてやった。


 なんで俺のせいなのか尋ねると、昨日俺に渡した手紙の便箋が下駄箱に入っていて、その中には詰めれるだけ詰められた写真が入っていたかららしい。


…このやり口は雪達だな。渡してきた便箋を使うとかどんだけなんだよ。


 とりあえず、俺はやっていないので知らないフリをして否定すると、かなり逆上したが、


「あら?歩くオナホールが圭人に何のよう?圭人に使ってもらいたくて来たのかしら?シャンパンのボトル突っ込まれて喜んでる雌豚のクセに緩すぎて使い物になるのかしら?(笑)」by雪


「ダメだよ、圭人。こんなの使ったら病気もらっちゃうよ。今だって保健所に検査しに行ってるんだから。」by雷華


「そんな女のワカメ酒飲んだらお腹壊しちゃうからよした方がいいと思うわよ、圭人」by美波


と罵られた彼女は青ざめていた。


 …ちょっと待て。今の雪達の話しは、ただ適当に罵倒してただけだよな?まさか高校生でそんなことをしてるわけ無いよな?


 数秒の沈黙の後、彼女は顔を真っ赤にして走り去っていった。


 …いったい、今までどんな奴(変態)と付き合って来たんだ?


 付き合うことなど1mmも考えていなかったが、もし付き合うことになったら非常に危なかったな。高校生でそのレベルのプレイは変態すぎる。


 だが、一番危険なのはそんな情報を集めて学校の掲示板に写真を貼り付けるという行為をしておいて、しれっとしているこの3人だろう。


 しかも、さっきの話しもわざわざ周りに聞こえるように大きい声で話していた。


 みんなの前であんなこと言って雪達は恥ずかしくないのか?


 とりあえず、追っ払ってくれてありがとうとだけ言っておこう。





☆★☆★☆★☆★☆


 そんなこともあったが、今は入学して一週間たった。


 ちなみに彼女(佐藤と言うらしい)は、流石に学校にいるのが耐えられなかったのか引きこもりになったという話しらしい。雪達の話しだから間違いないだろう。だって、同じ便箋買ってきて、


「今度は家に直接送ってみよう♪」


 と、笑って話し合ってたし。


 やりすぎると自殺するからやめなさいと言うと、


「大丈夫。証拠は一切残さないから。」


 と、自信満々で言い切りやがった。


 それでも何とか思い留まってくれた。


 交換条件として今日の風呂は長く入ることを要求されたが…


 今日の風呂で誰にも手を出さなかったら、きっと悟りを開けると思ってしまっても仕方ないね。


 そんなことより、今日から部活の勧誘期間に入った。


 どの部活、同好会も部員確保に向けてチラシを配ったり、声を出してアピールしたりと軽いお祭りのようになっている。 そして今、俺はいつもの幼なじみ達と…ではなく、雪と2人で部活を見て回っていた。


 なぜ2人きりかと言うと………





☆★☆★☆★☆★☆


「そういえば、明日から部活の勧誘始まるな。」


 暖かい日差しが眠気を誘う日曜日の昼。


 昨日泊まっていった雪達と一緒に布団の上で寝転がってぼーとしてたら、不意に部活の勧誘期間の話しを思い出した。


「そうだね。結局、圭人は部活入らないの?」


「今のところ入る気はないね。でも、どんな部活があるか見て回りたいね。」


「じゃあ、圭人。一緒に見て回ろ♪」


「雷華とじゃなくて私と回った方が楽しいよ、圭人。」


「こんな騒がしい2人より、私と行った方がゆっくりと見て回られるわよ。圭人。」


 3人とも自分が俺と一緒に見て回るのが決定事項になっているらしい。


「じゃあ、みんなで回ろうか?」


「「「嫌。私は圭人と2人で回りたい。」」」


 う~ん、仲がいいんだか悪いんだか…


「なら、1人1日交代で見て回ろう。勧誘期間は一週間あるからね。4日目は、みんなで回ろう。」


「それでいいよ♪」


「圭人と二人きりなんて久しぶりだから楽しまないと♪」


「私と回るときは手を繋いでね、圭人♪」


 みんなが喜んでくれたのは嬉しく思う。


 だが、この判断が後にとんでもない事態を呼ぶとは今の俺では予想出来なかった…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ