俺は授業をサボってなんかない!!
○テチン、お前の犠牲は忘れない!!
ド○チンが人身御供になってくれたお陰で混乱しているのが更に混沌となったのでその隙になんとか教室まで逃げ込めた。
教室に入る前に猩々○近の仮面を外し、数日ぶりの自分の席に座る。
なにやら外が騒がしいが、今の俺には関係ないさ!
「「「「圭人(君)!!」」」」
…さっきまでの俺には関係ないさ!!
「おはよう、みんな!!朝から元気いっぱいだね♪新しい顔にでも換えたのかい?」
「なに白々しいこと言ってんのよ、圭人!!今すぐ、私が唯一無二のラ・マンだと宣言しなさい!!」
「私が好きだと叫びたいならどうして素直に叫ばないのさ、圭人は!!」
「唯前美波は俺の嫁っていいなさい、圭人!!ついでに学校の掲示板にも同じ事を書き込んでおきなさい!!」
「親公認なんだから誰に憚る事なんて無いんだから堂々と恋人らしくしなくちゃダメでしょ、圭人君!!」
あぁ!!クラスのみんなの前で言っちゃったら…
「「「「「何ィィ!!!!!」」」」」
まだクラスメイトには気付かれてなかったのに!!
「才雅の奴、風雅院先輩にまで手を出しやがったのか!?」
「みんな、俺が作ったリア充抹殺九字を切るんだ!!刺絞轢毒圧溺蕭萌殴…殺!!」
「そんなんじゃ足りない!全然足りない!!憎しみの力が溜まりさえすれば俺の左腕に封じられた力で才雅の奴を異次元に葬り去ることが出来るのに!!」
「才雅には節操と言う物がないようだな。そんな才雅でも、もう大丈夫!!この壺を買えば肩凝り腰痛…」
ほらね!!分かってたよ、この展開!!
「「「サァアウィィィグゥァァァ、ドォゥユゥウキョオチョォウダァアァア゛ア゛ア゛ア゛!!!」」」
「分かったよ、説明するから人気のない場所行くぞ、斎藤達!!」
「「「「人気の無い場所で何をヤるつもりなの、圭人(君)!!」」」」
「ああ、面倒臭い!!雪達も行くぞ!!」
今日は一時間目はサボり決定だな、これは…
☆★☆★☆★☆★☆
「と言う訳なんだよ。」
愛理ちゃんから鍵を借りて説明がてら、みんなで生徒会にタムロっている。
「なるほど、と言いたいが出来過ぎていて釈然としない。」
「元許婚とか、マンガかアニメの世界でしか聞かないから実感が湧かん。」
「とりあえず、才雅にはまた選ぶ人が増えそうな気がする。」
「伊東フラグを立てようとするな!!これ以上増えたら選ぶ前にストレスでハゲて入院生活を送ってしまうわ!!」
「私も今の説明には異議が…」
「ダメ!!雪達のコメントはここでは控えてもらいます!!」
「「「「むぅ~」」」」
クソ!!可愛いから何でも許してしまいそうになってしまう!!
「才雅、他にはまだいないのか?生き別れの妹とかひょんな事から呼び出した小悪魔系召喚獣とか。」
「そんなものがいてたまるか!!」
「斎藤の言った召喚獣は有り得ないが、妹ならいるかもしれない「「「無いわ。」」」
「お父さんはそんな人じゃないからね。」
「知らない女と一夜を共にする暇があるなら家に帰って家族団欒する方がいいって人だからね、お父さんは。」
「お父さんを馬鹿にしてるなら謝りなさい。今謝れば去勢だけで許してあげる。」
「三回回ってトリプルアクセル決めるから去勢だけは許して下さい!!」
「失礼な事を言うからこうなるんだぞ、三山。気をつけないと雪達じゃない人達にもやられちゃうぞ。」
「誠心誠意、トリプルアクセル!!」
「気持ち悪いから出てってくれると助かるんだけど?」
「気色悪さは学校一って言うのはまっっっったく自慢にならないけどスゴいと思うよ♪」
「この前TVでやってた世界の気持ち悪い生き物大全にあんた出てたかしら?」
「圭人君、友達はちゃんと選んだ方がいいよ。一緒に歩いてたりしたら品性を疑われてしまうわ。」
「……」
「漢泣きしても何も変わらんからやめとけ三山。」
「体育祭でも似たような事言われてただろ?諦めろ、三山。」
三山、すまん。慰めの言葉が何も思いつかんが…
三山、生きてるだけでいいんだよ?
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一時間目が終わったチャイムが流れたので教室に戻ることにした。
愛理ちゃんは最後まで渋っていたが生徒会長がこれじゃあ示しがつかないと説得してなんとか教室に戻ってくれた。
「あれ?授業してなかったのかな?」
教室に戻ると視線が集まってくるが、今まで授業をしていた感じが全くしない。
「才雅、どうやらドテ○ンと他数名が校長に呼び出されてたらしくて自習になったらしいぞ。」
「ありがとう、斎藤。俺が聞いても答えてくれないだろうから助かったよ。」
「仕方ないさ。お前は端から見れば、ハーレムクソ野郎、リア充爆発、カス童貞だと思われているからな。」
「三山、お前の本音が見え隠れしているぞ。ちょっと雪達にお仕置き…」
「空に羽ばたけ☆クワトロアクセル!!」
「キモイわぁ~…」
「お前ら席につけ、授業始めるぞ。」
いつの間にやらチャイムが鳴り終わっていたらしく、先生が入ってきて授業を始めた。
カリカリカリ、カリカリカリ。
カリカリカリ、カリカリ、トサッ。
ん?なんか飛んできたぞ?どこからだ?
出所不明の紙が丸められた物を開いてみると、
『悔い改めよ。死は常にお前の後ろに控えている。』
脅迫だよな、これ…
あっ、雪が投げたボールペンが遠藤君の背中に刺さってる。
きっと遠藤君が俺に怪文書を投げて来たんだな、可哀想に。
俺はまた板書を写し始めることにした。
カリカリカリ、カリカリ、トサッ。
またか。今度はどんな脅迫なんだ。
『I Was Born To Love You』
ガタッ!!
「いきなり立ち上がったと思ったらキョロキョロしてどうした、才雅?…顔色が悪いが体調が優れないのか?」
奴がこの教室のどこかにいる!!
どこにいるかわからんが、腐っても愛理ちゃんのボディガードなんだから工学迷彩位は着込んでいても不思議ではない!!
「先生、才雅君の調子が悪そうなので保健委員の私が保健室まで連れて行きます。」
「そうか、それじゃ伏見頼んだぞ。」
「「先生、私が行きます!!」」
「一人に対してそんなに付き添いはいらん。保健委員がいるんだからそれでいい、授業を続けるぞ。」
「さ、行きましょう圭人♪」
「気をつけろ、雪!!奴が近くに潜んでいる可能性がある!!」
「そう、それは危険ね。それならすぐに保健室に逃げ込まなくちゃね。」
雪は俺の手を引いて歩いて行く。
くっ、朝奴がいた事を知っていた筈なのに油断してたぜ!!
☆★☆★☆★☆★☆
「着いたわよ、圭人。ここなら安全よ。」
雪に連れられてきたのは保健室ではなく、旧校舎3階の使われていない教室だった。
周りは色んな物が置かれていて一見物置に見える。
「雪、なんでここに…なるほど、ここならバリケードを作りやすいし、最悪窓からの脱出もできる。考えたな、雪!!」
「でしょ~、ここはきっと使うことがあると思ってたのよ♪保健委員の仕事で保健室の新品のベッドと交換した古いベッドをここに運んだ時からずっとここに目をつけてたからね♪」
「ひとまず、鍵をかけておこう。奴が来たら大変だ。」
「まかせて、もう鍵穴に瞬間接着剤を入れておいたし、閂替わりに固そうな物を手当たり次第に詰めておいたから♪後はバリケードね♪」
「よし、任せろ!!」
「キャー♪圭人カッコイー♪♪」
「よせよ、照れるだろ。」
ちょっと格好つけつつ、重そうな物を扉の前に置いていく。
「ふぅ~、これで一安心だ。」
「疲れたでしょ、圭人?こっちに来て休んだ方がいいよ。」
「そうだね。少し休憩させて貰うよ。」
雪の座るベッドに腰掛けると雪が俺の頭を軽く引いて膝枕をしてくれた。
「どう、寝心地は?」
「最高だよ、雪。」
「ふふ、それは良かった♪」
俺の頭を撫でながら雪は満足そうに笑っている。
雪は笑ってる顔が一番いいね。なにより可愛いし。
「今、私の事可愛いなぁ~て思ったでしょ?」
「何でわかったの?」
「わかるよ、圭人の事ならなんでも♪」
「雪には適わないなぁ。」
暫く、のほほんとしていると、あれ?俺、超癒されてるけど何でここにいるんだっけ?と思ったが、忘れてるならきっと大したことじゃなかったのだと割り切った。
「圭人、マッサージしてあげるから横になって♪」
「マッサージか、いいね♪」
「上半身からやるから上着脱いでうつ伏せになって。」
言われるがままに上着を脱いでうつ伏せに寝る。
「圭人だいぶ凝ってるね、こんなにカチカチだよ。」
「旅行中は何かと身体を使ってたからなぁ…」
雪のマッサージは俺の身体の凝りを確実にほぐしいく。
「次は足やるからズボン脱いで。」「わかった~」
俺はズボンを脱いでまたうつ伏せに寝る。
「足は特に酷いね、パンパンになってるよ。待っててね、すぐに楽にしてあげるから♪」
「気持ちええですよ~…」
身体中が楽になっていくのを感じる。
今日はグッスリ眠れそうだなぁ~
「圭人、次やるから仰向けになって。」
「はいです~…」
俺は雪の言う通りに仰向けになる。
「あらら、こんなにジョニーをガチガチにして。かなりパンパンだからすぐに気持ち良くほぐしてあげるね♪」
雪はそう言いながら、俺のジョニーを掴む。
「って、ジョニーはマッサージしなくていいよ!!」
「大丈夫、痛くないから♪」
「だから、ダメだって…グッ!!」
「…マーガレットもジョニーをマッサージしたがってるし、いいよね、圭人?」
「よくないよ!!雪、やめて…」
「ダ~メ♪圭人の初めてを奪ってあげれば晴れて私達は本物の恋人なんだよ?嬉しいでしょ?私も嬉しいから私の処女…圭人にあげる。」
ズブッとジョニーの頭がマーガレットに入り込み、そこからジョニーの秘境大冒険が…
バリンッバリンッバリンッ!!
「「「始まんないわよ、そんなもん!!」」」
特殊部隊よろしく、窓を突き破って入ってきた雷華、美波、愛理ちゃんはそのまま雪を羽交い締めにして押さえつける。
「油断も隙もあったもんじゃないよ。危なく圭人の純潔が汚れてしまう所だよ。」
「雪、ここまで用意周到に準備するとは恐れ入ったけど、圭人の童貞は私の物なんだからね!!」
「圭人君の反応が教室に無いからもしやと思って来てみれば案の定、危機一髪だったわ。圭人君、危ないから今すぐ愛理が圭人君の初めてを奪ってあげるからね!!」
「何ちゃっかりジョニーとパイルダーオンしようとしてんのよ、ぽっと出!!」
「ぽっと出はベッドの角にでも擦り付けてればいいんだよ!!」
「みんな忙しそうだから続きでもしよっか、圭人♪…んしょっと…」
「「「だから、ヤラセないわよ!!」」」
…ヤバい、理性がそんなに保ちそうにない。
俺は無意識に手を伸ばし…
「ナァ~ハハハッ!そこまでだ、才雅圭人!!」
なにやら、ゆっくりとロープを降りてくるよく知らん男子が頭の悪い笑い方をしながら部屋に入ってきた。
「誰あれ?」
「私は知らない。」
「私も~。」
「3年生なのは確かね。」
「愛理も変態には知り合いはいないわね。」
「愛理ちゃん、嘘はエイプリルフールの時だけにしようね。」
「無視するんじゃない、才雅圭人!!」
「あの…もし良ければ自己紹介してもらえると助かるんですけども…」
「俺を知らんのか?このモグリめ!!」
モグリも何も、あんたの事など初めて知ったわ。
「俺は誰よりも嫉妬される罪深き男…そう!!俺の名は近藤武蔵!!ちゃんと心に刻んでおけよ☆」
…また変態か……




