表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/72

俺は旅行中でも油断しない!!~電車の中にて~

「今回の旅行は恨みっこ無しよ。」


「そうだね。お母さん達もいないからチャンスだし。」


「圭人も今回の旅行で決めてくれるはずだしね。」


「1日目は私、2日目は雷華、3日目は美波の順でいいわね?」


「私はいいよ。」


「私も。」


「じゃあそれで行きましょう。いい?抜け駆けしちゃダメよ?」


「だよね~それじゃあ話し合いの意味ないもんね♪」


「1人だけいい思いするのはダメよね。」


「じゃあそういうことで今度の旅行は楽しみましょう。」


「旅行すっごい楽しみ♪」


「どんな所なのか早く見たいわね。」


「あ、圭人戻ってきたみたい。圭人~今行くから~♪」


「雪、何早速抜け駆けしてんの!!私が先に行く!!」


「何言ってんの!!私が1番最初に決まってんでしょ!!」




★☆★☆★☆★☆★



 今日は雪達のごり押しで急遽決まった3泊4日の伊豆の旅だ。


 急だったから予約が取れないと思ってたけど西伊豆の方の旅館『秋雨』に泊まれることになった。


 色々と行ってみたい場所はあるが、とりあえず行きたいとこはなるべく回ろうと思いながら、今は電車に揺られつつ大富豪をやっている。


 ふと、昨日何を買ったか思い出そうとしたがなかなか思い出せない…


 昨日の記憶が定かじゃないがきっと大したことじゃないんだろう。


 逆に思い出してはいけないような気がする。


「圭人、どうしたの?顔色悪いけど酔った?」


「いや、大丈夫だよ雪。そんなことより早く罰ゲームをやってよ。」


「そうだよ、雪。大貧民は大富豪の言うことを聞かなきゃいけないんだよ。」


「さぁ、雪。罰ゲームをやりなさい。」


「…わかったにゃ。」


「はい、これも付けてね。」


 俺はカバンからネコミミ、ネコしっぽを取り出し雪に渡した。


 雪は渋々それらを付けた。


「よし!!この調子で雷華も美波も1日中、アニマルセット(語尾付き)で過ごさせてやる!!」


「そうは問屋が卸さないんだなぁ、圭人♪はい、革命♪」


「甘い、革命返し!!」


「残念、革命返し返し。」


「それでも俺の勝利は揺るがん!!」


「ごめんね、圭人。階段で上がり。」


「イヤッー!!」


「逃げちゃダメにゃ、圭人。罰ゲームを喰らうのにゃ。」


「嫌だ!!美波の罰ゲームだけは嫌だ!!」


「とりあえず脱いで、ここで。」


「捕まっちゃうよ!!旅行どころじゃなくなるよ!!」


「仕方ないなぁ~蝶ネクタイだけよ?」


「意味ないよ!!裸で蝶ネクタイとか軽部さんもビックリだよ!!」


「見た目は子供、アソコは大人って感じでいいじゃない。」


「どこの高校生探偵だよ!!」


「あれれ~おかしいな~ここだけ大人のままだよ~?」


「雷華、乗っかってくるな。それと俺のジョニーを触るな!!」


「もう罰ゲームとか関係無く脱がしたいにゃ。」


「ダメ!!ここじゃダメ、絶対!!」


「仕方ない、妥協案を出すわ。」


「脱ぐ系はダメだからね!!」


「脱ぐ代わりにこれを着て。」


 美波が出したのは体育祭の時に着させられたゴスロリセット。


「どうする、圭人?脱ぐ?それとも着る?」


「…」





~30分後~



「「「かわいい(にゃ)~!!!」」」


「うぅ、もうお婿にいけない…」


「大丈夫にゃ、圭人。私がもらうのにゃ。」


「こんな可愛いお婿さんは誰にも渡せないね♪」


「もうダメだわ。圭人これにハンコ押して、拇印でもいいから!!」


 3人にもみくしゃされつつ、さり気なく親指を手の中に隠して婚姻届を回避する。


 その後、俺達が乗務員に怒られたのは言うまでもない。


 こうして俺達の旅行は幕を開けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ