~ボーイズサンクチュアリ~これが俺達の『戦場』だ!!
幕間第二弾ようやく投稿出来ました。仕事が忙しく残業、徹夜、残業の日々なので投稿スピードが落ちてしまいました。
なるべく空き時間で書くようにしているので気長に待って下さい。
今回は雪達が話している間、圭人達が何をしてたかのお話し。
『ヒリア』との一件で雪達が友達を作ることを許してくれたこともあり、今日は斎藤達と一緒に遊びに出かけた。
「で、これからどこに行くんだ?」
「これから行く場所、それは…サンクチュアリ(聖域)だ!!」
「聖域?」
「そう!!俺達の聖域であり戦場である場所にお前を招待しよう!!」
「あそこは毎日でも行きたい場所だからな!!」
「あそこには欲しい物が何でも揃ってるし!!」
「そんなにすごいところなんだ。期待してるよ。」
こうして俺達は電車に乗って目的地に出発した。
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「着いた!!ここが俺達の聖域だ!!」
「…なんか、すごい町だね…」
その町は駅7つ分隣の町で始めてくる場所だった。
だからだろうか、今目の前の状況が飲み込みずらい。
簡単に言えば秋葉原の劣化版だと思う。
駅をでるとすぐ歩行者天国でメイドさん、コスプレしたおっさん、アニメの広告、アニメ専門ショップなど所狭しと並んでいる。
秋葉原には行った事はないがこんな感じなんだろうと思う。
「今日は聖地巡礼ってことでいろいろ案内してやるから覚悟しとけ!!」
「先ずはあそこだろ?予約取ってあるから急ぐぞ!!」
「三山!!先走るな!!ここは戦場だぞ!!」
「ウワーッ!!」
「あぁ!!、三山が腐女子に群れに呑まれた!!」
「だから言ったのに!!助けに行くぞ!!」
「腐女子って群れるのか!?てかなんであんな長蛇の列が出来てるんだ?」
「あっちで乙女本の即売会が始まったんだろう。餓えた獣の目をしてることから大手のところ何だろうな。」
「そんなことより三山を!!」
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即売会が終わった会場にゴミのように打ち捨てられている三山を見つけたのはその20分後のことだった。
「…とりあえず、戦場の意味がよくわかったよ。」
「わかってくれただけでもよかったよ…」
「そんなことよりライブが始まるぞ!!」
「ライブ?」
「そう!ここを拠点にしているご当地アイドルにして聖域の女神達、『フリーズラビット』のライブだ!!」
「俺達はプレミアム会員だから予約が出来てしかも最前列だ!!」
「カメラを使えないから網膜に焼き付けなければいけないんだがね。」
「へぇ~。初めて知ったよ。」
「期待してな、始まるぞ!!」
スクリーンに大きく映し出されたのは氷付けのウサギ。その直後、ステージに鳴り響くギターの音。
周りの観客が騒ぎ立てる中、俺は一人思った。
『自由のウサギ』って意味じゃなくて『氷付けのウサギ』かよ!!
そんな俺を余所に歌が始まった。
『フリーズラビット』は見た目、高校生くらいに見える5人組アイドルでウサ耳をつけて水色の衣装を着て会場を大きく使いながら歌って踊っている。
結構激しい振り付けなのによく息を切らさないで踊れるなぁと思って見ていたが、周りの観客の方が激しい踊って歌っているのを見てどっちがすごいのか分からなかった。
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「どうだった『フリラビ』のライブは!?」
「かなり盛り上がってたね。特に俺の隣の人が激しく踊ってたから俺はガツガツぶつかったよ。」
「才雅も早く覚えて一緒にLet's dance!!」
「ダンスの方は追々として、次はどこ行くんだ?」
「次の場所はケバブでも食いながら行こう。」
「そうだな。激しく踊ってたから腹が減ってたしな。」
「ケバブはいつ食っても美味い。」
「じゃあケバブ食いに行こうか!!」
「「「おう!!」」」
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ベンチに腰掛けてケバブを食べながら通行人を観察する。
ピンク色の制服を着てる女の人。結構可愛いかも。
スーツでオールバックの男性が歩いている。ぶっちゃけ、ただのおっさんだ。何のコスプレなんだろう?
それとあの着物着たおっさん、見た目陰陽師っぽいのに引き連れてる奴らが明らかに寺の坊主にしか見えない。神道と仏教が混ざってるとかどんだけ胡散臭いんだよ。
「ここは不思議がいっぱいだ。」
「「「?」」」
「いや、独り言だから気にしないで。そろそろ次のところ行こう。」
「次は俺のオススメの店だ。」
「伊東のオススメってことは『パティオの木』だな?」
「正解。」
「そこって何の店?」
「『アニマルソルジャーズ』の専門店だ。才雅がゲーセンで伊東に渡してたフィギュアのキャラが出てるアニメの専門店なんだよ。」
「家に大事に飾ってるよ。」
「アニメの専門店ってことはDVDとかCDが売ってるの?」
「それもそうだが、専門店ってことでオリジナルの商品とかも売ってるぞ。」
「まぁ、行ってみればわかるさ。」
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『パティオの木』に着いてかなり驚いた。本当に『アニマルソルジャーズ』の商品しか扱ってないようだ。
「すごいな…フィギュアとかならわかるけど看板まで売ってるのか…」
「これ非売品じゃねぇのかってやつまで売ってるからな。」
「そうだね。…この満月を見たサ○ヤ人みたいなゴリラのフィギュアは敵キャラかい?」
「違う。それはアニマルモードになったときのヒロインであるメスゴ・リ・ゴリコッツのフィギュアだ。」
「ちょっと待って。突っ込みどころが多すぎて処理しきれん。先ずヒロインなのにゴリラってどう言うこと?」
「普通のアニマルソルジャーズはアニマルモードになっても耳とか尻尾が出てくるだけなんだけどゴーリだけは生まれつきカンペキなアニマルモードになれるから全身が変わってるわけ。」
「なるほど?まぁ、ヒロインがゴリラってのはいいとしても名前が酷すぎだろ。こんな名前つけられたら自殺するレベルだぞ。」
「大丈夫。これはソルジャーズネームだから本名がちゃんとあるんだ。」
「コードネームみたいなものか。そのアニメ見たことないから全く詳細とかわからんよ。」
「DVDを貸すから見るんだ!今は三期まで出てるからそれも録画したやつを今度貸すから絶対見るんだ!!」
「わかったよ、伊東。伊東のそこまで熱いところは始めてみるよ。」
「伊東はアニマルソルジャーズオタクだからな。」
「アニソルは神。」
伊東が熱くアニマルソルジャーズについて語りだそうとしたとき俺はふと、ショーウィンドーの中にあるアクセサリーに目がいった。
「才雅、どうした?」
「いや、アクセサリーも売ってるんだなぁと思って。」
「あぁ、それ。アニソルと有名なブランドとのコラボらしいぞ。それがどうした?」
「いや、デザインがいいなと思って。これならつけててもオタクだと思われないよな。」
「確かに思わねぇな。」
「…よし。店員さんこれとこれとこれ下さい。」
「それ買うのか?」
「雪達のお土産にね。何となく似合うと思って。」
「それは各キャラのエンブレムなんだ。ネコに月はメスネ・コ・シーフ、子犬に星はメスイ・ヌ・ビッチー、キツネにバラはメスキ・ツ・ド・インラーンてなっているんだ。みんなかなりの萌えキャラだぜ!!」
「だから名前が…っていいや。とりあえず買っちゃうから待ってて。」
レジに出したら21000円となかなかの出費だがみんなが喜んでくれれば値段以上の価値が出てくる。
「じゃあ、そろそろ帰るか。」
「最後にお茶していこうぜ。」
「メイドさんがいるところを頼む。」
「メイド喫茶は行ったことないなぁ。雪達がメイド服で給仕してくれたことはあるけど。」
「…やっぱりお前はリア充だ。爆発してしまえ。」
「命のリスクがどんなに高くてもヤンデレと思えば確実にリア充だ。爆破決定。」
「爆殺天使ヒリアちゃんが舞い降りることを願う。」
ヒリアちゃんは見た目リア充だろうが。
「俺はまだリア充じゃないよ。そんなことより早く行こうよ。」
3人は渋々メイド喫茶まで連れて行ってくれた。
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メイド喫茶にはメイドさんがいた。当たり前か。
「なぁ、才雅。一つ聞いていいか?」
「何?」
「お前って俺達のことをオタクだなんだって言わないよな。」
「言わないよ。なんでそんなこと聞くの?」
「大抵のやつは俺達の趣味を知ると大抵嫌悪してくるもんだ。」
「俺はこういうの今まで知らなかったけど面白いし楽しめてるよ。それに…」
「それに?」
「…初めて出来た友達だからね。友達を悪く言うとかありえない。」
「「「才雅…」」」
「圭人でいいよ。友達だしね。」
「「「断る!!」」」
「えぇー!!何で!!」
「お前の幼なじみ達に殺されるだろうが!!」
「本部で暴れた時も巻き込まれてるから実力を知ってる分、更に怖いわ!!」
「命を大事に!!」
「なら、仕方ないね…」
「ちなみに、あの3人とはもう、ヤッたのか?」
「いや、ヤッてない。」
「マジか!!あんなに誘われてるのによく乗らないな!!」
「魔法使いになりたいのか?」
「違うよ、Bまでならしたけど。それに1人を決めたら童貞なんてすぐに捨ててやるさ。相手が嫌がっても今更だって言うね。」
「1人を決めるって言ってるけどあれはどんな意味なんだ?」
「ただ1人を愛するってことだよ。」
「あんなに仲が良いのに1人なんて選べるのか?」
「選べる、選べないじゃないんだよ。好きな人だからこそ1人に選ばなきゃいけないんだよ。自分は1人だけなんだから全力で愛せるのは1人だけなんだ。例え全員を愛してると言ってもそれは分割した中での全部なんだ。俺はあの子達には誠実でありたい。三分割の愛情なんて失礼だと思う。」
「そこまであの3人のことを思えるお前はすごいよ。」
「普通は3人とも俺のもんだとか言って手を出すもんだからな。真剣さが違いすぎる。」
「モテたことのない俺達にはない悩みだな。」
「悩んで悔やんでも1人を決めるっ3人にも公言したからね。必ず決めるさ。」
「そっか、幼なじみなんていなかったからわからないけどそんなにお互いを好きになれるもんなんだな。」
「俺達だけだと思うぞ。こんなに狂ってるほど互いを求め合う奴らは。」
「友達を作らせないでずっと邪魔者を排除してきたくらいだからな…」
「雪達だけが狂ってるわけじゃないよ。俺だって狂ってると思う。」
「お前はそうは見えないが?」
「雪達が小さい頃から俺を自分好みに教育してたように俺だって自分好みに教育したからね。…俺だけしか見えないようにしたりとかね。」
「…お互い様ってことか。」
「そう言うこと。そろそろ帰ろうか。」
「そうだな。また一緒に遊びに行こうぜ。」
「次はあの3人も誘ってみるのも悪くないと思うぞ。」
「女の子と遊んだことないから期待大。」
「そうだね。今度は雪達にも友達を作ってほしいからその練習になればいいな。」
俺達は今後のことを話しながらメイド喫茶を出て家路に着いた。
実はメイドさんと4人で写真を撮って、それを財布の中の隠しポケットに入れておくことにした。
これは俺の初めて友達との最初の思い出だから雪達にも内緒にしたい。
俺だって秘密を作っても悪くないだろ?
あと2、3個幕間を書いて本編に進みたいと思っています。
このまま行くと本編がシリアス過ぎる展開になるので幕間でハメを外します。




