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猫の異変

作者: 空 藍架


「猫の異変」

私の名前は、空 藍架。今時似合わないほど、地味な女の子。歳は20歳です。

いつも、家には動物を飼っていました。

藍架の家には猫がいます。猫にはアイと名づけました。アイと一緒に暮らし始めて2年がたったのです。

結構、猫が成長するのは早いんです。

2年で大人と同じように、成長してしまいます。

アイはもらって来た時には、まだコネコだったのに今では大きくなりました。

両手でこのくらいと大きさを作らないと、表せない大きさに今はなっています。

 

ある日から、アイの姿が見えなくなったのです。

どうしたんだろうと思い探すのですが、見つからないのです。

いつもならこっち(人間)が「ニャ〜。」と呼びかけたら、ネコのほうも「ニャ〜。」と言って出てくるのですが、今日はこっち(人間)が「ニャ〜。」って呼びかけても出てきません。

アイに何かあったのでしょうか?

でも、こっち(人間)にはわかりません。

病気かな?怪我かな?

いくら考えてもアイがいないとわかりません。

私の家はそんなに広くないのに、見つからないと言う状態です。

どうして見つからないのか・・・・

隅から隅まで探しているのに、いったいどこに隠れてしまったんでしょう?

まだ探していないところがあるのか?



3日、たちました。

そして、いつものように猫達に餌をあげに行くとひょっこりとアイがいたのです。

餌も食べずにどうしてたのかと思いましたが、アイの後ろを追って行くと場所は縁の下の奥でした。

縁の下の奥を覗いて見ると、黒くて丸い物体がモゾモゾと動いていたのです。

何でしょうかね?

その物体を見ていると、赤ちゃんのようですよ。

私は、暗くてよく見えないので懐中電灯を取りに戻った。

懐中電灯を取って来てさっきの縁の下に戻って、明かりを奥のほうを照らしてみました。

そうすると、やっぱりアイの赤ちゃんでした。

確認したらすぐに光をほかの方向にやりました。

猫が驚くといけないからです。

そうしたらアイが出て来ました。

縁の下から出てきて、話しました。

アイ「どうしたの?」

ビックリです!

猫が話した?!

私「え?!今、話した!?」

アイ「うん。何でかはわからないけど、話が出来るようになったよ。」

私は驚きのあまり口を動かすだけで声は出なかったのです。

アイ「いつから話せるようになったのかはわからないけどね。」

私「そうだったんだ。嬉しいな、ずっと話したいって思ってたんだ。」

アイ「私もだよ。子供たちは話せるようになるかな?」

どうでしょう?

子供も話せるようになるのでしょうか?

私「どうだろう?」


とあっという間に一週間が過ぎました。

コネコ達もだいぶ大きくなってきて鳴くようになりました。

でも、アイみたいには喋れないし、話せない事がわかったのです。

よかったです。

一匹だけが話せるみたいで、他の猫までが話していたらどうなっていたでしょう?

きっとうるさくてたまりませんね。


アイと私は毎日、今日あった出来事などを話すようになってだんだんと親友になっていくのです。




       終わり


感想・意見などを聞きたいと思っておりますので、よろしければ教えて下さい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 語りがただの敬語ではなく、ちょっと変わった感じの可愛らしい文章で良かったと思います。
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