表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/83

028話 グランダム・サタン・アスタロッド(08)

 私もとても驚きました。

 あまりにもグランダムさんが勢いよく椅子から飛び起きたからです。


 そしてこの驚きよう───。


 何かただならぬことを私はしてしまったのだとすぐに気づきました。


「し、失礼しました……! あ、あの、肩こりを治そうと肩を揉んだのですが……。いけませんでしたか?」


「か、肩を……。俺の肩を揉んだというのか……?」


 グランダムさんは自分の両肩に両手を充て、信じられないといった様子でした。


「本当に───本当にお前が俺の肩を……俺の肩を揉んだのか?」


 やばいです。これはやってしまったようです。どうやら地位の高い殿方の肩を断りもなしに揉むのはとてもいけないことだったようです。


「す、すみません……! 本当に失礼しました……!」


 私は平謝りをしましたが、グランダムさんはそんな私の前に倒れ込むように(ひざまづ)きました。


「───え? あの、グランダムさん? な、なにを?」


「ネフェル・パトラ・アスタロッドよ。最高の敬意に我も最大の敬意で応えよう。我が肩を揉んでくれたこと、とても光栄だ。このグランダム・サタン・アスタロッド、心より感謝申し上げる」


 ええ~!? な、なに!? どういうこと……!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ