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021話 グランダム・サタン・アスタロッド(01)

「えっと───グランダムさん?」


 私は最初に会った3人の青年のどなたかだとは思いましたが、そのうちのどの方でしたっけ?と顎に人差し指をあてて考えました。

 するとお母様がすぐに教えてくれました。


(ちっ。グランダムか。相変わらず間の悪いヤツめ。グランダムは赤髪の精悍そうな顔のヤツだ。グランダム・サタン・アスタロッド───先代魔王の弟で4人兄弟の次男だ)


 ああ。なるほど。私の人生初顎クイのあの方でしたか。


「あの、お母様。どうしましょうか? 部屋に招き入れても宜しいのですか?」


(構わん。グランダムは意外と根に持つタイプでな。無下に追い返すと何かと面倒だ。部屋に入れてさっさと要件を済ませ、帰らせるのが総合的に見て一番手間が少ない)


 なるほど……と私は舌を巻きました。

 お母様は一瞬で先のことまで見据えて結論を即断されています。

 会社であれば「仕事ができる人」「キレ者」として出世をされるタイプでしょう。


 お母様が仰るので私は扉を開け、グランダムさんをお部屋に招きました。

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