表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/83

016話 夜の来訪者(05)

「お母さん、なんで今日はそんなに優しいの……?」


 ようやく泣き止んだ魔王様は、そのことが不思議でならないといった様子です。


 どうやらふだんお母様は魔王様にとても厳しくされているようです。


「そ、それはそのぉ~……あっ! た、倒れたからだよ! だからお母さんは今、ちょっとおかしいの」


 そういうと魔王様は「それじゃあ、治ったらまた元に戻るの?」と心配そうにされました。


 ああああ……しまった。確かにそうですね。

 困りました。どうお答えしましょう……。


「そ、それは、えーっと……。と、とにかく今は優しいから大丈夫! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」


「大事なこと……?」


「そう。大事なこと。とってもと~っても大事なこと。私に───お母さんに言いたいことがあるよね?」


 そう喝破すると魔王様はとても驚かれたようでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ