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014話 夜の来訪者(03)

「ネ、ネフェルよ、だ、大丈夫なのか?」


「私より……私より───()()()()()()()()()()()?」


 私がそう気遣うと、魔王様はビクリと身体をこわばらせました。


「な、なぜそのようなことを訊く……の?」


「な、なぜって……なぜってそれは魔王様が───()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」


 私はわかりました。魔王様から感じる違和感の正体が。


 魔王様はとてもショックを受けておられます。

 そのショックの正体───それは自分の母親が目の前で倒れるという衝撃的な光景によるものです。


 そしてさらに魔王様は、自分がショックを受けていることがバレないように必死に平静を装おうとしているのです。


 なぜ───?


 どうして───?


 魔王様はまだまだ童心が尾を引く幼い男の子。


 そんな男の子が目の前でお母さんに倒れられたら動揺して然るべきです。

 どうしてそれを必死に隠さないといけないのでしょう?


 気が付くと私は魔王様を抱きしめていました。

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