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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

あの日私は都市伝説に救われた

作者: 坂町マリモ

読みにくい、誤字などがあるかもしれません。ですがどうか読んで下さると幸いです。

私の住んでいる燐月町(りんがちょう)には都市伝説がある。ずっと昔から語り継がれた1つのお話。


都市伝説、嘘のようなお話でとても有名なお話、、、私の住んでいるところにはこんな都市伝説がある。


「赤神様」


赤神様は赤いフードを被った女の子とても可愛い女の子、、、赤神様は夜遅く子供に悪事を働いた人の元に現れてナタで悪いことをした人がもう悪事ができないように悪いことをする手や足、色んなとこを切ってもう悪いことができないようにするってお話


子供話みたいなお話だけど本当にある話、、、何故有名かって?ほんとに出るからだよ。だから燐月町は子供を大切にしているの。


こんな話誰が聞いても信じて貰えない、けどね?私は赤神様を見た事があるんだ。私が小学1年生の頃、私はこの町に引っ越して来たの。私の両親の中はとても最悪でね、特にお父さんが酷かった……お酒を飲んで酔っ払って、私やお母さんに暴力を振るうの。だけどね、引っ越ししてきた当日にお隣さんから「お子さんがいるのかい?大切にしないと赤神様からえらい目に会うよ」って言われたの。お父さんはそんなに気をとめていなかったみたいだけど、私はその日学校があったからクラスの皆や先生に聞いてみたんだ。


「赤神様ってなーに?」てね。


そしたら先生やクラスの子は少し怯えながら教えてくれたの。

「赤神様は子供を大切にしない大人やいじめをした子供をナタで殺しにくるんだよ」って教えて貰った。


私はならお父さんも赤神様に殺されちゃうのかな?って思って少し怖かった。だって確かに殴られたりして痛い思いすることもあるけどお酒を飲まなければいいお父さんなんだもん。


その日の夜私はお父さんに殴られていた。お酒を飲んでしまったみたい。お母さんは私を庇って殴られていたけど、お父さんに思いっきり蹴られて動けなくなっちゃって私はお母さんが逃がそうとしてくれたけど逃げ切らなくて捕まっちゃった。お父さんはいつもよりとても荒れていて私はもう死を覚悟したの。そうしたらね、カランッカランッて急に音が聴こえて来たの。お父さんも私を殴るのをやめて家の中をキョロキョロし始めてね、私もゆっくり顔を上げて見たらそこには皆から聞いていた真っ赤なフードを被って大きな刃物を持った女の子が私の前に立ってたの。


とっても綺麗な顔をした女の子。私はすぐに赤神様だと思ったわ。私はとっさにお父さんを殺さないでって頼んだの。そしたら女の子は私にコクって頷いてお父さんの方に向かったわ。

お父さんが赤神様に気づいて、「どこから入ってきた!出ていけ!」って殴りかかろうとした時、危ないって私が思って赤神様を見たらお父さんの手がなかったの。あるのは真っ赤な水溜まりと赤神様が持っている刃物が赤く染まって、お父さんの手だったものが床に落ちているの。

私はお父さんに殴られ続けられていたから体力の限界でその光景を見た後に気を失っちゃったの。

次に目を覚ました時には病院で、隣にはお母さんとお父さんがベットに横たわっていたわ。お医者さんに近所の人からの通報で病院に運ばれたんだって。もう少し遅かったら死んでたって言われたわ。お父さんの両手は昨日、赤神様に斬られたはずなのにあってだけど両手とも力が入らなくなっちゃったんだって。

今は、お母さんと2人暮し。

あの日を境にお母さんがお父さんと離婚してお父さんは介護施設に入ってるんだって。お酒を飲まなくなったからとってもいいお父さんになっててたまに会いに行くけど私は幸せ。お母さんはお父さんの暴力がなくなって前より笑顔が増えて私は今とっても幸せな日々を送っている。


あの日赤神様が現れて私達が入院した日あれから私は退院してからすぐ最初に赤神様のことを教えてくれたお隣さんに赤神様のことをもう一度聞いたんだ。そうしたらね、こんなことを教えてくれたんだよ。


「赤神様は両親から虐待とクラスからのイジメを受けて亡くなった子供なんだよ。だからね、イジメをする子や、大人をこらしめて自分と同じようにならないように見守ってくれるいい子なんだよ」って教えて貰ったんだ。

赤神様はあの日私を助けてくれた。だから私は赤神様のことを自分の子供に、自分もしないように気をつけながら生活をしている。


赤神様が出てこなくてもいいような世界を私は日々作りたいと思っている。

読んで下さりありがとうございます!どうでしたでしょうか?今回初めて少しグロい表現などをしました。ですがこんな心優しい怪異に会ってみたいものですね。またご縁がありましたらどうぞよろしくお願いします。

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