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短編

ぼくの帽子どこいった。

作者: 儂 追氣

寒い寒いある日。お母さんと暮らす男の子。


「行ってきます!」


大きな大きなドアの音


「どこに行くの〜!」


お母さんの言葉になにも返さず可愛い坊やどこへ行く?


お菓子を見てから。


ワンちゃんの前を通って。


お肉屋へ。


そのつぎ八百屋。


走って到着。みんなの公園。ボール遊び。


「どこに飛ばしてんだよ〜」


友達の声と笑い声。


夜になるまでみんなで遊ぶ。


みんな帰ってとうとう一人。


「そろそろ帰ろ。」


あきた坊や帰宅の準備。


かばんは…………もった


うえの服は……………きた。


ボールは………抱えた。


あれ帽子どこ?


焦った坊や帽子を探しに街歩く。



まずは八百屋へ。


「僕の帽子どこ?」


僕の顔を見て変な顔する八百屋さん。


「トンチかなにか?」



つぎはお肉屋。


「僕の帽子どこ?」


上見ておばちゃんクスリと笑う。


「さあどこかねえ」




つぎはワンちゃん。


「僕の帽子どこ?」


耳をピクピク首かしげる。 


「ワンワン」




つぎはお菓子屋さん。


「僕の帽子どこ?」


ちょっと笑って外をチラリとお姉さん。


「すっかり暗くなったから早くお帰り」




悲しむ坊や諦め家へ



小さな小さなドアの音


「ただいま…」 


「どうしたの坊や?」


「帽子なくした」



突然笑うお母さん


「おかしな子。早く着替てご飯にしましょ。」








「あっ!」



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― 新着の感想 ―
[一言] 微笑ましいお話ですね!
2023/04/25 08:17 退会済み
管理
[一言] ふふ。 上の服を着た時にかぶっていた帽子も巻き込んじゃいましたかね? 本当に、眼鏡かけてるのに「眼鏡どこにやったっけ?」って探す状態と同じですね。
[一言] 一瞬 オチを勘違いしてしまいました。 これは 可愛い作品ですなぁ〜 絵本にしたら 絶対売れる!
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