表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界征服を始めました。  作者: 袋烏
第1章 始まり編
9/60

会議をしよう

“光の騎士ミカエル”との戦闘から3日がだった。


僕は城の庭にある木に登り読書をしている。

ちなみに本ではなく豚男爵の『裏社会のルート』が書かれた手帳だ。

内容は帝都にいる情報屋の所在地や奴隷商の店など意外と使える情報が書かれている。


「お〜いジョナ〜」


あっ…タクヤが呼んでる。僕は手を振って応える。


「また木に登って…あれ?」


「どうしたの?」


「いや、初めて私服を見たから…いつもの学ランはどうした?」


「洗濯して、干してる。」


あの学ラン…破けてもすぐ直るけど、汚れは落ちないもんね〜


「ああ、そうだ。

報告だが先程、最後の村を襲ったマーガが戻ってきた。。 いつも通り若い女は全員捕まえてそれ以外は半分は殺し残りはマーガにする、そして逃げた奴は追わないで良かったのだな?」


「うん、捕まえた女の子には僕達を見られないようにね〜」


「何で捕まえるんだ? お前の性欲を発散させる為か?」


「いや、違うよ。彼女達には“あれ”の“愛人”になってもらう。」


「まじか…」


タクヤは嫌そうな顔をして言う。


「失礼します…ギヒ」


マーガが一体やって来た。

だけどマーガは前と違って普通に喋る。

実はコイツは“進化”した一体だ。

“進化”が可能になったとメッセージにあってどんなのか実験して分かったのが、『“怪物工場”で作成したモンスターが一定の生物を殺すと“進化”する』と分かった。


ちなみにマーガが進化すると


【マーガ Lv2

スキル“感染”“擬態”

マーガが進化した物、知識が人並になり噛みついた生物を凶化する。人間に擬態できる。】


見た目は進化前と変わらないが人と同じように喋り人間に擬態する事ができるようになった。(擬態時は戦闘能力が低下する。)

しかし、新たに凶化した人間はマーガ Lv1になる。


「どうした?」


「ギヒヒ…報告します…。最後の村で…20体が増え…我々187体の内…18体がLv2になりました…被害はなしです…ギヒ」


「よしご苦労様。」


そう言うとマーガは下がる。


「そろそろ次のステップかな〜」


僕は空を見て呟いた。








その日の夜…


「え〜只今より『第一回、世界を征服しちゃおうぜ会議』を始めます。

司会は俺…タクヤが務めます。

え〜おやつは俺が作った“ポテトチップス”です……おいサリーっ!! がっつくな太るぞっ!!」


僕とタクヤと食欲の塊のサリーが集まり『第一回、世界を征服しちゃおうぜ会議』(命名は僕)が始まった。


「いいもんっ!! どうせ胸が大きくなるだけだもん。」


サリーは子供のように胸を揺らしながら反論する…巨乳だったんだな鎧で分からなかった……

確かに料理長タクヤ(命名サリー)が作った料理は美味い。


「まったく、え〜とこれからの方針について我等のボスであるジョナから話があります。どうぞ…」


「え〜と、これからですが帝都へ行こうと思います。」


「ここで篭城しないのですか?」


「始めはそれを考えていたさサリーちゃん、でもミカエルと戦って考えが変わった。」


「ミカエルと戦って?」


「うん、まず勇者や英雄達は必ず“反則レベル”の能力を持っているんだ。もしそいつらが沢山いてここに一気に来られたら流石に僕でも負ける。」


「確かにな、でもお前はミカエルの『聖なる領域』が使えるんじゃあないか?」


「いや使えないんだよね〜。作ってみたけど外からの攻撃は防げるけど“中からの”攻撃も防ぐんだよね〜。おそらく、ミカエルは魔法を使っていたんだと思う。僕は魔法が使えないからね〜」


「何で使えないんだ?」


「生まれつき魔力を持ってないんだよ…」


「ああ…なる程。」


「でだ、話を戻すけどまず僕達に必要な物は2つある。」


僕は指を二本立てる。


「一つは“仲間”だ。やっぱり、戦いは数が命だからね〜モンスターと魔人を増やそうと思う、できれば進化もさせる。」


僕は指を一本倒す。


「次は“情報”だ。特に英雄や勇者についてが優先で次に攻める国の情報だ。」


また指を倒す。


「これらを帝都で手に入れる予定です。」


「えっと、質問です先生。」


「いや、サリー…授業じゃあないぞ…」


「何かねサリー君」


「えっ、なにこれ何時から会議から授業になったの? 誰か教えて?」


「この城はどうするのですか?」


「よい質問だサリー君」


「無視ですか…」


「ここは“囮”として使う。

ミカエルの仲間がダークエルフを保護して帝都に行ったしミカエルが戻らないからここに“勇者”か“英雄”が来てしまう。

だからここに“あれ”とマーガを50体程を残して“あれ”に“ここのボス”になってもらう。」


「“あれ”に? “あれ”だと勇者とかだとすぐ倒しちゃうよ?」


「問題ない…だから村の女を捕まえたんだ…」



そう言って僕は一匹の拳ぐらいの大きさの芋虫を見せた。


それを見たサリーが悲鳴をあげて僕の腕を切り落としたのにはびっくりした。





読んで頂きありがとうございます。

これからも頑張っていこうと思います。



次話は勇者視点になります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ