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世界征服を始めました。  作者: 袋烏
第3章 真の悪編
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管理者

【“先代魔王の混沌を呼ぶ(カオス・コール)管理者(マビト)であるヴィクトリア”を倒しました。300,000,000ptが加算されます。】



光が止むとそこにはヴィクトリアの姿はなく、光が通った所だけが無くなり地面はえぐられ、廃墟の家には穴が貫通していた。


………。




よし、天地征権(これ)は出来るだけ使わないようにしよう!!


せっかくの世界征服が面白くなくなるし!




「おい…それは反則(チート)過ぎるだろ……」


おっ! タクヤの野郎生きてやがった。


「口に出てるぞ…」


「ていうか、胸に穴が空いているのによく生きてるね〜まるでゴキブ〇みたいだ。」


「なぁ、喧嘩売ってるよね?」


「アハハ、冗談だよ〜。」


そう言って天地征権(イムペリウム)を使いサリーとタクヤを治す。


「本当に反則(チート)だなソレ…」


「だよね〜。 だけど、この国(セプンテント帝国)を征服するのに使って、それ以降はポイントを使って悪の遺産(イビル・イコン)をメインにして、“天地征権(イムペリウム)”は“切り札”にしか使わない。 じゃないと、楽しくないでしょ?」


「まぁ、確かに…」


「さて、行こうか“帝都アルカイダ”へ。 終わらせようこの国(セプンテント帝国)の征服を…」



じゃあ、さっそく作るか管理者(マビト)を…


【“大地を憎む者(ミュートロギア)”に100pt使いますか?】


承認で、もう100ptでもう一体。


【現在300,246,810ptです。】


【宝具をお選びください。】


おっ…沢山あるな。 じゃあコレとコレで……


【“劫火光炎(コンクェスト)”と“虚栄の魔城(パンタシア・テッラ)”でよろしいですか?】


OK〜


【“劫火光炎(コンクェスト)”と“虚栄の魔城(パンタシア・テッラ)”が解放されました。それぞれに管理者(マビト)が就きます。後で名前を決めてあげて下さい。】


よし!


「じゃあ、さっそく出てきて。」


空間が裂けて中から2人の管理者(マビト)が出てきた。


1人は長い黒髪を後ろに束ね軍服を着た女の子。もう1人はショートボブの黒髪でタクヤの世界でクのイチが着てそうな服で、ちょっと露出が多く黒いマフラーをしている女の子だった。


2人とも男を惑わす美人で、魅力的な身体をしていた。



「はじめまして、(わたくし)は“劫火光炎(コンクェスト)”の管理者(マビト)ですマスター。特技は武器の“製造”と“殲滅”です! どうぞよろしくお願い致しますっ!!」


軍服の子がまず挨拶をしてきた。

まぁ、確かに“劫火光炎(コンクェスト)”の性能にあう子だな。


「よろしく、じゃあ君の名前は“カナリア”ね〜」


「はっ! ありがとうございます!」


カナリアは敬礼をして感謝をしてくる。

軍人だね…


さてともう1人は“虚栄の魔城(パンタシア・テッラ)”の管理者(マビト)か〜。 なんか、僕をじぃ〜って見ているんだけど…


「あっ、ウチの紹介やな〜。“虚栄の魔城(パンタシア・テッラ)”の管理者(マビト)や。よろしゅう〜。特技は“暗殺”と“諜報”やから頼ってな〜。」




まさかの関・西・弁っ!!


「…じゃあ、君は“カラス”ね。」


「了解〜。」


そう言ってカラスは親指を立てて合図をしてくる。


そして、急にカラスは僕に抱きついてきた。


「ちなみにアンタのことは何て呼べばええの〜?」


カラスは艶っぽい声で聞いてくる。


「“ジョナ”でいいよ。」


「“ジョナ”ね〜。 いつでもウチを使ってな〜。」


カラスは笑顔で言う。


「おい、カラス…」


シュンっ!!


空を切る音と共にカラスが消える。


僕の目の前には軍刀を持ったカナリアがいた。


軍刀なんて持ってなかったよな?



「クス、なんやカナリア姉〜嫉妬か?」


カラスの声がして見ると、少し離れた瓦礫の山の上にカラスが立っていた。


全然、僕はカラスが消えて何処に行ったのか分からなかった。


「マスターを呼び捨てにし、さらに抱き付くとは妹でも許さん。 殲滅してやる。」


「うふふ、ウチが何をしようがジョナはんが咎めん限り、ウチはウチで好きにやる。 邪魔するなら姉でも殺すで?」



これは不味いな。



「はい、ストップ。 質問だけど君達は姉妹?」


とりあえず、ストップをかける。仲間同士でやり合うのは困る。


「正確には違います。 私とカラスは繋がりはありませんが、マスターに作られた順位で疑似的なものです。」


なる程、確かに僅かにカナリアが先だったな。


「なる程ね、でも喧嘩はいいけど殺し合いは禁止ね。そして、出来るだけ協力するように。」


「了解」「合点承知乃助」


「よし、じゃあさっそくカナリア、“劫火光炎(コンクェスト)”に乗せて帝都まで行ってくれる?」


「喜んで!!」


「ウチは?」


「カラスはね………してくれる?」


「分かったで〜」



さぁ、始めようか…




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