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勇者ユウキの大冒険(終)
短いです。
あれから、僕の放った光の斬撃が城の支柱を壊してしまい。
僕達は崩れる城から村人達と避難をした。
村人達は帝国が保護する事になるとマリアが教えてくれて僕は安心をする。
そして、僕達は帝国に戻るために馬車を準備し。
マオさんはコト村の人を埋葬する為、残るそうだ。
マオさんと別れる前に僕は疑問に思った事を聞いた。
「そういえば、マオさんは何で絶滅した魔虫について詳しかったのですか?」
「ん? ああそれはジョナが読んでいた本を私も読んでいたからさ。 ジョナは冒険者になると同時に魔物の研究がしたいと言っていたからな。」
マオさんがジョナという人について嬉しそうに語る。
それを聞いた僕は少し心が苦しくなるのを感じる。
「まぁ、ジョナはしぶといからたぶん生きていると思うし… おっと、ユウキよ頑張れよ。」
マオさんは笑顔で言ってコト村の方へ歩いて行く。
「ユウキ様〜」
「わっ!? マリア危ないよ。」
くっついてきたマリアと一緒に僕は馬車に乗る。
「さぁ、帰ろうか。」
僕達は帝国への旅を始める。
勇者編は終わりです。
次話はジョナ視点に戻ります。




