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Future Flag  作者: 活字の錬金術師
歴史編
12/15

第11話 謎の少年の物語Episode.2

どうもー、ずっと更新してなくて申し訳ないです。

忙しいんですよ、いろいろと・・・

話が思いつかないとかじゃなく、ただただ忙しいんです

最終回まで全部構想はできて、打ち込むだけですけどねw

では!

11話になっても未だに何がやりたいのか分らない話です。

どうぞ最終回まで見届けて下さい





『俺は一度だけ、人を飛ばす能力を持っている』








・・・・・・・・・・・・Future flag.11・・・・・・・・・・・・










「おじさあああああああああああああああああああああああああああああああああんっ!!!!!」


目の前に赤黒い液体が飛び散った、その液体に外から入って来る太陽の光が乱反射して俺の目に入って来た光が血の色をよりくっきりさせた。

その赤黒い液体。すなわち血飛沫は俺に大量にかかった。

おじさんの腹部から赤い血が付着した銀色の物が見えた。


「おじさん!おじさんおじさんおじさんおじさんおじさん!」


おじさんが地面に倒れたのと同調して頭痛がした。


「う・・ぷっ!」


そしてまもなくおなかから逆流して来るその汚物ブツを地面に吐いた。


「ぶえっ!!!」

俺の口の中から酸っぱい味と血のような味がした。


俺は口からだらだらと液体をたらしながら絶望の淵に立っていた。


「お前も殺害」

突然窓を割ってやって来たその異常者を見ることも出来ず、その場に俺はうずくまった


ズズッ・・・ ズズッ・・・・


------------------


「剛・・・人の人生っていうのは一度きりなんだよ。だから粗末にしちゃいけない、自殺なんて考えちゃダメだよ」


ザッ・・・


「俺はもう30にもなるけど、この戦争が始まるまで、戦争がこれほどまでに恐ろしいことっていうことを知らなかったんだ。いざ、戦争が始まると嫌なことばっかだ、嫌なことばっか見たり、嫌な気分になったり、嫌な声ばっかり聞こえたり、とにかく何もかも嫌なんだ」


ザッ・・・


「人生はリセットできないんだ!!」


ザッ・・・


「昔の人の苦しみを知ってあげて、彼らの魂に安らぎを与えなければならないんだ」


ザッ・・・


「人が死ぬのは当たり前なんだ。死ぬまでどう過ごすか、それが一個人の歴史、人生。

人が絶滅するのも当たり前なんだ。絶滅するまでどう繋いでいくか、それが人類の歴史、人生。だからちゃんとそう言うの学ばないといけないよ」


ザッ・・・


------------------


「嫌だ・・・嫌だ・・・嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!嫌だ!!!」


「死にたくない死にたくない死にたくない!絶対に死にたくない!走馬燈なんて嫌だ嫌だ!もうそんな物みたくない!」



「わがままだな・・・剛君・・・」


生きてた・・・

おじさんが生きてた・・・


「生・・・きてた」


おじさんがこちらを向いて呟いた

「でもソレで良いんだよ、人って言うのはわがままな生き物だ・・・7つの大罪を背負い生きている」


「強すぎる欲は良くない、でも、強すぎない欲も良くない、は・・・何言ってるんだろうな、俺

死ぬ寸前になって頭狂ったかな・・・」


「剛君、君はとっても小さな谷だ・・・君の祖先は皆大きな谷だった。

しかし、彼らも元々大きな谷だった訳じゃない、ちょっとずつ・・・ちょっとずつ谷が大きくなったんだ。だから君もちゃんと大きな谷になってね・・・」


「おじさん・・・何言ってるの・・・サッパリ分らないよ」


「ああ・・・俺の説明力が乏しいかな・・・でも、もう説明している時間は無いようだ」



「べちゃくちゃしゃべってんじゃねーぞ!!!」

あの男が懐から刃物を取り出してこちらへ突きつけた

「はい、話そこまでー、最後にいい話できたね、じゃあ二人とも死のうか」



「死にたくはないけど、死ぬしかないみたいだね」


「・・・でも・・・最後にやっとこの力を使う機会ができたよ」



『俺・・・ここに来て正解だったね・・・』



男は刃物をおじさんへ振り下ろした


「おじさあああああああああん!!」



おじさんは手を伸ばし俺の腕を掴んだ



『君を守れたよ』





ボワッ!!!!!


腕に感じたおじさんの消えかかった温もりが、完全に消えた。


俺はまたあの血飛沫を見てしまうと思い目を塞いだ。


しかし、あの血飛沫が飛び散る音が聞こえないのが不思議で目を開けた。


「!」



目の前に広がっているのは 荒野だった


腐敗した死体がそこら中に散らばっていた。

はい、更新スピード落ちます。

宣言します。いろいろあって忙しいのです。

いえ、冨樫状態じゃありません。

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