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資本主義の怪物1
私は彼を憎み、妬み、蔑み、そして愛焦がれていた。類は友を呼ぶという教養は嫌いであり、また恍惚させるものである。時に彼と同じ性質なのではという恐れが私を襲い、時に自分は彼に近しいのではないかと浮き足立たせる。私が彼より優れている事は在るかと、もし問われる日が訪れるのなら、そのとき私は神様の存在を問われる如く、眉をしかめ、ただ目を瞑っているだろう。もしやまたその時、私が躁で心が満たされているのなら、「彼という存在を彼よりも客観で捉えます。」
そう囁くしかないぐらい、彼は私に無いもの全てをもっていた。




