プロローグ
ー気がついたみたいだね
気がつくとそこには、ただただ白いだけの空間が広がっていて、目の前には黒い光の玉が浮いていた。
(…ここはどこだろう。あの黒い光の玉はなんだろう。)
ーここはどこかで僕は何かって?
光の玉から声が聞こえてきて、そう聞かれる。
ー言っていいの?
ーショック受けない?
(多分大丈夫)
ー受けない?ならよかった
ーじゃあ、言うよ?
ースゥーッ
ーここは天界、いわゆる死後の世界?ってやつ
ーで、僕は、転生を司どる神だよ〜
ーまぁ、こんな見た目だけどね
(……?…てことは…)
ーそうだよ〜キミ死んじゃったの〜
(は!?俺死んだの!?なんで!?)
ーなんでかは僕に聞かないでくれ(´・ω・`)ハァ
呆れられた気がした。
ーだからショック受けないか聞いたのに…
ーでも、安心してよ
ーさっきも言ったけど僕は転生を司る神
ー特別にこの僕が転生させてあげる
ー特別だよ〜?
ーだから思いっきりエンジョイして来てね〜
(なんd…)
ーおっと、そろそろ時間だ
ーじゃあ、スキルポイントは渡しとくから向こうで選んでね〜
ーそれじゃあ、死んじゃってショックだろうけどすぐ死んじゃわないようにね〜
ー以上、転生の神でした、バイバイッ(`・ω・´)」
なんで転生させてもらえるのか聞きたかったが、時間が来てしまったようで、誤魔化すようにそう言われると目の前が真っ暗になって……
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気がつくと、光の玉…まぁ神なんだけど…は消えていた。代わりに、ラノベとかによくあるステータスウィンドウに似た物が大量に浮いていた。
そんな風に周りを見ていると、何処からか声が聞こえてきた。
−スキルを選んでください
そう言われたかと思うと、数枚のウィンドウが目の前まで飛んできた。
聞こえて来た声はさっきの神とは違う、少し機械に近い声だった。
ー使えるスキルポイントは500pです
そう言われると今度は数十枚のウィンドウが目の前まで飛んでくる。
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スキルを選択してください。(使用可能なスキルポイント 500p )
▶︎・身体強化 20p
・剣術 30p
・槍術 30p
・弓術 30p
・創造 100p
・鑑定 50p
・空間属性魔法 50p
・火属性魔法 20p
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ウィンドウをスクロールしていくと他にも《隠蔽》や《念話》、《破壊》など何百種ものスキルが並んでいて、それぞれ最小で20P、最大で100Pのスキルポイントを使って選択出来るようになっているようだ。そして一緒に飛んできた他のウィンドウにはスキルの詳細が詳しく書かれていた。
(えーと…この中から選べばいいのか?とりあえず剣術と魔法は選ぶとして、あとは……)
スキルの詳細を見ながら時間をかけ選択し終えるとウィンドウが消え、また声が聞こえてくる。
ー全ての選択を終えました
ー異世界への転生を開始します
そうして、また目の前が真っ黒になったのだった。
初めまして、星空の星龍です。
今回初めて小説を書かせていただきました。
至らない点もあると思いますが、どうか暖かい目で見守ってください。
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