『ゴッホ問題』
『ゴッホ問題』
㈠
ゴッホは、画家として、素晴らしい位置を確保している。しかし、いつも思うのだが、絵のタッチが、ゴッホは目が悪かったんじゃないか、と自分が思うということに、問題がある。ゴッホやゴッホファンにしたら、迷惑な話だろう。
㈡
ゴッホの絵が、何故か自分に、余裕を与えてくれないのだ。何か、切迫した感覚を与えてくる。色彩の塗り方も、何か、普通の目が良い人が書いたタッチだとは、到底思えないという訳である、これだけすごいと、言われているのに。
㈢
結句、ゴッホ問題とは、絵のタッチが、ゴッホは目が悪かったんじゃないか、と自分が思うということに、問題がある、と言う問題なのである。別に、目が悪くても、絵が評価されていれば、それで良いのだが、何故か気になる、ゴッホ問題なのである。