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箱庭のテイル  作者: 佐々木奮勢
第一章:ミッシュ
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何処かの国の何でもない夜

「ままー。」


 夜、子供が母親の居るリビングにやってきた。夜中に起きてしまい、眠られなくなってしまったのだろう。


「あら、どうしたの?」

「ねむれないの。」


 子供はそう言って母親に抱き着く。母親は子供を抱きかかえながら、


「なら、眠くなるまで絵本でも読もうか。」


そう言って寝室へ向かった。

 寝室に着き、子供をベッドに寝かすと母親は本棚から1冊の本を取り出した。


「今日はこの本にしようね。」

「うん、ぼくそのほんすき。」


 良かったと言いながら母親はベッドの脇に腰を下ろした。


「魔法使いの大冒険。」


 本の題名を読み、ページをめくる。そして、冒険の始まりを口にした。


「これはあなたが想像もできない程ずっとずっと、ずっと前のお話です。ある日のこと、一人の男と踊り子が出会いました。」

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