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おいら達の旅はこれかららしい

 {おっさんあそこじゃ。帰りは早かったな。}

音速(マッハ)出せるからな。生身の人間乗せて音速は出せんわ。』

{あ!ロリエルフ出てきて手ェ振っとる。}


着陸すると共に増山が走り寄って来て……


増『クリムちゃんがおっちゃんにエリクサー作ってくれたのにおっちゃんが飲まんでなぁ……』

克『適当な飲み物で割ってもいいぞ?現に帝国の公爵の子供とかアップルジュースで割って……』


馬車に入るとアマテラスが説教していた。


“血潮に溶け込んだ呪いを除いただけでまだ治っておらん。妾の神力が枯渇しておったでエリクシルで完治できる様にするしかなかったんじゃ。”

増『おっちゃんのっ 凄くいいとこ見てみたい!ほれ……』

克『一気!一気!一気!』

{何をコンパの学生みたいな事をやっとんじゃ?}

[ごすじん、JUN、お帰り~。竜の血1樽もらったの~。]

マ「28号様、クリムさんは素晴らしいスライムですじゃ!」

克『ありがとうございます増さんのお父さん!ところでそのエリクサー、お貴族様の婚約者にも飲ませてやってもらえませんか?彼女は呪いの影響で成長できておりません。とりあえず魔力枯渇は防いで来ましたが……瓶はこちらに有りますのでチビ共(クリムの子達)の収納にでも入れておいて下さいね?』

増『克っしゃん……一升瓶2本って……』

克『はっはっは、徳用エリクサーファミリーサイズ。王様にでも賄賂代わりに渡したら?』

ム「ではおっさんもその時一緒に……」

オ「お前は早く飲め根性無し。」

グ「うわ……司祭様本気でイラついてるぜ……」

オ「仕方ありません。グロリア、拘束。マスヤマさんは手足を固めてください。」

グ「え?……やだ!」

増『下手したら斬られるわい!』

マ「モヤシの薬嫌いにも困った物じゃ。」

オ「全く……剣聖ムサシともあろう者が情けない。」

[んじゃ飲み易くしようか~?おっちゃんお酒好き~?]


クリムは大吟醸「皇帝」を取り出した。


[ちょっと効き悪くなるよ~?]


それをエリクサーの入ったコップに注ぐ。

ムサシはコップをひったくって……


ム「うめぇ……と思ったがなんだこりゃ?」

[エリクサーのお酒割~。足無くしたおっちゃんが炭酸で割ったら美味しいって言ってたの思い付いたの~。]

マ「師匠……天才じゃ!」

[ジュースやお茶で割ってもいいから貴族様の婚約者さんにはそうやって飲ませてね~。]

増『どうでもいいけど醤油思い出すな。』

克『ん?醤油無いなら置いて行こうか?』

増『え?有るなら欲しい!』

克『帝国じゃ吟醸酒まで有るんだ、醤油も有るよ……一升でいい?』

増『普通にクリムちゃんに持たせてるんだな……』

克『惑星アマテラス行ったらたこ焼きソースも有るぜ。俺の方落ち着いたら呼びに来るわ。』

増『それまでに魔族狩らにゃならんからなぁ……』

克『最悪手伝いに来るから無茶すんなよ?』

増『ああ、克しゃんもな。』

グ「なぁ、あんたカミサマなんだってな?」

克『ああ、俺自体が信じられないがな。あとそこの増さんもだ。』

グ「教えてくれ、魔物がカミサマと居ていいのか?」

克『俺たちの故郷に魔物の概念は無い、つまり魔物担当の神も居ない。好きなだけ一緒に居てやってくれオークちゃん。』

グ「あれ?オデオークだつったっけ?」

克『いや?ただちょっとオーラの色が動物っぽい色だったからね。ただ人間でもその程度のは居るぜ?大切なのは心の持ちようだ。』

増『克っしゃん、こいつ子供好きでオークやってるときも女性逃がしたりしてたんだよ。』

克『ああ畏れ入谷の鬼子母神ってか。ん?カーリー・マーの気配?姉ちゃんちょっと!』

“うるさいのう愚弟は。”

克『この娘カーリー・マーの気配が……』

“ほほう、気付いたかスサノオよ。確かにその娘カーリー・マーの分体じゃ。”

増『そーだったのか?』

“フレイヤが言わんかったかえ?”

増『そういえば言ってたような?』

克『神眼有るなら見ればいいのに。』

増『おいらの神眼見たもの焦げるんだよな。』

克『サイクロプスかお前は?』

増『誰がXメンじゃ!』

克『あははははは、楽しいなぁ増さん。』

増『全くだな、克っしゃん。』

克『さて……そろそろ行くわ。次に来る時はエアバイク持って来るからな。』

増『ああ、楽しみにしてる、相棒。』


固く握手をする2人、そして……


克『パニアは付いたぞ、クリムおいで。』

[お世話になりました~。]

マ「師匠、また来てくだされ。28号殿、師匠をよろしくお願いいたします。」

{アサ、ハナ、元気でな。}

ア「ネズミさん行っちゃうの?」

ハ「けちゅねたんばいば~い」

{アサ、わしはキツネだっちゅーに。ハナ、ぽんぽん冷やすなよ?}

克『リンジーさん、次はデクさんとノワールさんも連れて来ますからね。』

リ「お願いいたします、プラムボーイ様もお元気で。」

“テラよ、そなたは魔と人の架け橋になる運命(さだめ)、辛い時は妾やおでんを頼るが良いぞ。”

テ「アマテラス様……はい。アマテラス様の連邦の平定を祈っております。」


キュトト…グオン…ドドドドドドド


克『ほらパニアに入って。んじゃ皆さん、元気で!』


舞い上がるサムライソードを見上げながら……


『あ!おいらあの単車に乗せてもらってねぇ!』

マ「次の機会まで我慢せい!まったく何を言うかと思えば……」

リ「忙しい中来てくれたんですから……」

グ「いや~、本当にいい友達だったんだな。」

ム「最初殴り合い始めようとしたときはどうなるかと思ったぜオイ。」

オ「両方本気じゃ無かったですけどね。」


夕焼けの彼方に飛んで行く流れ星を見ながら、後に魔族と人間の架け橋となった通称聖女パーティーは新しい冒険に向けて……


『その前にヒロコさんの所に行かなきゃならんのだが?』

エルフ「私たちは名前も出なかったです……」

エルフ2「最後空気でしたわ。」

アーニャ「あたしなんか某〇パイファ〇リーの子と名前被ったからって……」

ディノス「あっしなんか本当に忘れられてましたし……」


あんた達は本編に異動するんだよ。

と言うわけでおいらが聖女は一旦完結となります。

最後に登場人物達が言ってた様にまだプロットは作って有りましたので以降は特別番外編または俺が宇宙の戦闘機内にての登場となります。

拙い本作品を一年に渡り応援していただき本当にありがとうございました。

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