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おいらが聖女~俺が宇宙の戦闘機?外伝~  作者: ケモブキ
第1章
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ドラゴン窟(後)

 「メテオフォール発動前にひとのみか……」

『停止させるにはあれしか無かったんでな。』

テ「ケツアルコアトルの兄貴!あ……あの娘ニーズヘ……」

ケ「プチエルフの姐さんが何回か言っとるだろうが?聞いて無かったんか?」

テ「冗談で言ってる黒龍かと思ってた。」

ケ「もしかしてお前神位測れないのか?そうなら……お前神としてかなり堕落してるぞ……」

「ええい貴様ら何をごちゃごちゃと!」

『うるせぇよ魔族。さっさと一番強いの出しな。お前じゃおいらの敵にならねぇ。』

「これを食らってから大口を叩け!邪神の波動(イビルウェイブ)!」


魔族の指から放たれた5条の稲妻は増山のヌンチャクによって掻き消される。


『ほら、お前じゃ勝てねぇんだからさっさともう一人出せって。』

「何故戦っているのですか?」

『あれ?あんたは魔神……いや邪神か?』

「はい、わたくしはテラ。魔族の神です。」

「テラ様、お逃げ下さい。神が攻め入って参りました。」

「大神官ジャドー。あなたは神の軍勢が我々を倒しに来ると言ってませんでしたか?何故人間のテリトリーに入って居るのです。」

「ここは魔のテリトリーです。」

『いいや?ここはドラゴンのダンジョン、人間が祈りに来る人間のテリトリーだ。』

「ジャドー、説明を求めます。」

「テラ様……ここを落とせば人間のテリトリーなぞ……」

テ「私は人間と平和に手を繋いで未来を築けと言いましたが?」

『あなたは人間と魔族の共存共栄を望むと考えていいですか?』

テ「はい。私はその間を取り持つのに参りました。」

『奇遇ですね。私は神と人の間に立つ者です。人間側の聖女リンジー・マッコールは魔族達と手を結びたくて護衛に私が付きました。ゴールディー増山とお呼び下さい。』

「テラ様!教団の言う通りにしていれば人間などすぐに征服して……」

テ「何故です?わたくしは共存したいのですよ?」

オ「魔神様、何故そこに封印されようとしているんです?」

テ「これは神の派閥に受け入れられる為の呪いだと……ジャドー、どういう事ですか?外しなさい!」

ジ「我々の技術ではありませんので外せませんなぁ。」

オ「これは……魔力回路が複雑過ぎます。少し時間をいただきたい。」

『あなたの考えは我が聖女と同じようです魔神様。』

テ「ゴールディー様、失礼ながらあなた様の魂は益荒男の様にお見受け致しますが……」

『はい、私は元々天孫族 天田力男神アメノタヂカラオノカミと呼ばれていました。この身体は魂を失った者の身体をこのマグナス・ポアロが蘇らせようとしていた所に私が……』

ム「嬢ちゃん……普段と喋り方違うなぁオイ。」

マ「別嬪さんじゃで受かれとるんと違うかの?」

オ「あなた達はもう……ところで例の神官はどうしました?」


慌ててダンジョンの外に出る4人……どごっと言う音と共に落ちて来る大神官ジャドー、そして銀色の飛行体に跨がるゴールドのロボット……


小『ごめん、うちの連れに攻撃してたから退けつったら単車の前に飛び出して来たんだが……あんたらの連れか?』

増『いや、敵だ。それよりそこのドームの辺りに馬車無かったかな?』

小『ああ悪い、クリム、防御解除!』

増『変わらねえなぁ小合克己。』

小『お前もな、増山修一。』


垂直に降りて来る飛行体(コスモバイク)から飛び降りる小合、小合に向かい駆け出す増山。


『『アチョオオオオォォ!』』


増山の蹴りを小合の脛が、小合の突きを増山の肘がそれぞれガードしている。


小『本当に増さんだな!会いたかったぞぉ!』

増『おいらもだ克っしゃん!見た目は変わっちまったがな。』

小『そりゃお互い様だぜ。今日はオバハン連れに来たんで仲間連れて来てねぇんだわ。あとその身長なら今作ってるお猿の外装CBXに改造した方がいいか?』

増『そりゃ任せるよ。そろそろ単車の禁断症状が出だしてな……克っしゃんもだろ?わざわざカタナに似せてよ。』

克『いやこれケベ博士が作ったんだ。帝国にも共和国にもバイクはおろか自転車(チャリ)も無いんだぜ?』

増『っか~!地獄だなぁここ……あ!克っしゃんちょっと来てくれ。』

克『おいよ!クリム、そいつ拘束して来てくれ。JUN、おいで。』

増『みんな!もう安全だぞ!出といでよ!』

グ「おおっ!メタルゴーレム?」

克『俺は太陽(アマテラス)の使者屑鉄28号と言う者です。』

ア“スサノオ!その適当な自己紹介はやめい!ネタ判ってるのタヂカラオとJUNだけじゃ!”

{ビルの街にガオー?}

増『いや、悪魔が街を狙ってるの方だろ?』

ア“必要以上に理解してたのう。”

克『正解は、光るあの目が呼びかける。』

増『おいらもお前も生まれてもせんわ!』

グ「なんか意味解らんが濃い話してねぇ?」

克『褐色巨乳のお姐ちゃん正解です。』

ミ「あの……祈りたいんですけど。」

増『佳寿ちゃんはコンパクトになったな?』

{わしは佳寿ではなくユニットのJUNと言います。なんでも元はバトルゴッデスとか……}

増『ああ言われりゃそうだな。忍者型の……』

克『そいつ携帯なんだよ。電気有るならタコ作るぞ?』

増『マリアセレストか?頼むわ!っとここだ。克しゃん、首輪と腕輪の封印外せるか?』

克『魔法回路に食い込んでるなぁ……作った奴かなり魔族の魔法に詳しい奴だな。』

増『多分さっき克っしゃんが落とした奴だが……蘇らせるか?』

克『いい、いい。仮想バイパス付けて……と、お姐ちゃん、(ライト)でも(ダークハイド)でも水精製(アクアクリエイト)でも何でもいいから魔法使ってみて?』

テ「では……光あれ(ライティング)!」


パキパキパキン!砕ける首輪と腕輪。


ア“だいぶ魔法に慣れたのう。”

克「来てたんか姉ちゃん、ってか手伝え!」

ア“無理じゃ。其奴高照光姫大神命(タカテルヒメノミコト)ぞ?妾の多重身(ドッペルゲンガー)みたいなものじゃ。全ての術は無効化されるわ。例えば……神罰ノ雷!”


アマテラスの雷はテラに吸収されていった。


ア“の?だから言ったであろ?妾の全ての術は無効化されるんじゃ。”

克『俺は帝国冒険者の小合克己って言います。仲良くしましょう。細かく言うとそこの駄女神を張り倒すまで……』

ア“この裏切り者がぁ~!”


焦げた小合がその場に転がっていた……


やっと本編の主人公と会えました。

{話進まん様になっただけやないか。}

オタクが寄るとオタ話が捗るんだよ。

{んで高照光姫大神命って誰よ?}

出雲族で唯一大神の名を頂いとる女神様だが?

{出雲大社に名前無いぞ?}

確かに今、客座5神は天之御中主神・高御産巣立日神・神産巣立日神・宇麻志阿斯訶備比古遅神・天之常立神であり、高照姫命は含まれていない。けどこれは現在の話であり、江戸時代の書物には高照姫命の名が書かれている、安心しろ。

{油断してると騙すからなぁこのおっさん……}

一時間早く書き上げたろうが!

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