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おいらが聖女~俺が宇宙の戦闘機?外伝~  作者: ケモブキ
第1章
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台風女神

 「長かった七洞巡りもやっとあと1つですね。」

『リンジー、そこが一番キツいと言われてますが?おいらギルドに入って一月足らず……本来ならカブ級かフレッシュマン級なのにドラゴン窟とか……』

{我もいたいけな幼女なのに……}

マ「わしも死体好きなおじいちゃんなのに……」

ム「待てコラ!マグナス!おめぇだけは一般人扱いできねぇよ!なんだ死体好きって?」

マ「クランケンことニコライ殿とかのう。」

ジャ「これ死者への冒涜になりませんかねぇ~?」

オ「聖女パーティーにフレッシュゴーレムとエルダーリッチが居るのが前代未聞なんですけどねぇ……」

グ「オデは?」

ミ「昔、聖女マサコナ・ツメ様はキラーエイプとオークと直立歩行(スタンディング)(トータス)を連れてティアマトに乗って旅したとか……」

ジャ「公爵……それみんな人の渾名と馬の名前ですよ。ってかさっきマサコナちゃん居ましたよ?彼女は輪廻の輪に弾かれてリッチ化した珍しいパターンです。」

『どういう事だフレイヤ様?』

“当時魔王と小競り合い中で民衆の為に地上に残ってもらったのですが……時の権力者がモンスターだと言い張って追放しました。その後人と魔の境界にある洞窟に行ってもらったのです。”

ニ「そんな理由じゃったのか……」

『で?その権力者はどうなった?』

“街ごとニーズちゃんに食べて欲しかったのですが……今はニブルヘル(地獄最下層)で永劫の苦しみとニーズちゃんに食べられる恐怖を味わってもらってます。”

{あそこ元我の配下の毒蛇がいっぱい居るけど?}

“もちろん手伝ってもらってますよ。あとニブルヘルの住人にニーズちゃんの今の立場は言ってません。いつソウルイーターが帰ってくるか戦々恐々としながら永劫を生きるのです。”

{親方、この女神ヤバい。}

『うん、アマテラス様の方がまだマシだわな……』

“もっと誉めんかタヂカラオ~!”

『この声は!』

“高天ヶ原の使者セーラーアマテラス!太陽に代わってお仕置きじゃぁ~!”

『克っしゃんの所に居たのでは?』

“あやつ戦の準備で遊んでくれんのじゃ。構ってたもれ。”

『頭痛の種が二人になった……戦の準備?』

“どうもレンポウのトップはスサノオの敵たるネクラコンプーターらしくスサノオが本気になりつつ民衆に怪我人出ないように根回ししとるのじゃ。妾はヌシの身長と体重を聞きに来たのとディクリウスとノワールがミラリウスを心配しててのう、一足早く見に来たのじゃ。”

リ「え?お姉さまもそちらに?」

“虫に脳食われて長くないとか言ってたんでエリクサー飲ませとったのう。で、ノワールがプラムボーイとかピーチボーイとか言い出して……”

『アマテラス様、ピーチボーイ(桃太郎)は違うでしょ。』

“似たような筋じゃったぞ?おうお主がニーズヘッグかや?取って食わん故もそっと寄るがよい。”

{アマテラスしゃまにおかれましては壮健で……}

“ああ、よいよい。お姉ちゃんと呼ぶがよいぞ。碧が早う会いたいと申しておったわ。お主も守護竜になっとるのう。このパーティーを護ってくりゃれ。さて、妾は一度帰るんでまたのう。しあっち!”



ム「嵐みたいな女神様だったなおい……」

『ってかイセ神宮(自分の神社)放っておいて何してるんだあの女神……』

“掃除の邪魔だからオホゲツヒメとウケモチノカミにスサノオ様に付いていけと言われたらしいので……”

ニ「アットホーム過ぎないか高天ヶ原……」

グ「さすが爺の娘の所の主神だぜ……」

『え?おいらあんなんか?』

ム「どっちかと言うとマグナスだがな……」

マ「わしゃあんなに傍若無人か?」

グ「気付いて無かったのか……」

ジェ「勝手に道具漁らない以上アマテラス様の方がマシですよ。」


あ……カトちゃんがめっちゃ何か言いたそう……


『嵐も去ったしそろそろ行こうか。』


カトちゃんが頷いてる……もう行こうと言いたかったのか。


カ「ドラゴンに挑むのは初めてでござるよ。」

シ「俺もですよ。」

『おいらもです。』

「「「「「{嘘吐け~!}」」」」」

『ニーズの時はリンジー護るのが第一でニーズ倒そうとか思ってなかったし。』

{う~ん……言われればそうかも……}

『だから最初から手加減しないでいい今回は楽しみだ。』

ム「だからそこがおかしい!」

グ「で、直接向かうのか?オデとしてはエルフの二人露切りのおっさんに預けてからの方がいいと思うが。」

『おいらとリンジーか?まぁエルフは華奢に見えると思うが……』

グ「なんで殺しても死にそうに無い奴の心配せにゃならんのだ?」

マ「ふむ……グロリアよ、ゴールディーは一遍死んどるから上手くやると死ぬと思うぞ?」

グ「いや別に殺したいんじゃなくてだな……」

『公爵、そういう訳で竜窟にお願いします。』

ミ「はい……って食料とか大丈夫ですか?」

『はい、おいらのストレージはかなり大きいんですよ。』

ミ「しかしこれだけ快適な旅も珍しいですね。」

『盗賊とワイバーン位しか出ませんでしたからね。』

ミ「その通りで……ワイバーン?」

『ええ、真正面から真っ直ぐこっちに飛んで来てます。あ……レッドドラゴンに追われてるのか。』

ミ「ちょっとちょっとちょっとぉ~!」

『ん?レッドドラゴンの眼の色がおかしい?放っとこうかと思ったけど……飛翔(ウイング)!』

ミ「わ~!皆さん!ゴールディーちゃんがレッドドラゴン見つけて飛んで行きました!」

グ「今夜はドラテキか……」

マ「わさびは何処に入れたかのう。」

ミ「いや、あの……」

ア「公爵様、ニーズちゃんを下したマスヤマさんですよ?」何の心配が要るんですか?

ミ「空中戦なんですけど……」

マ「ウイングとブーストウイング教えて有るから大丈夫じゃろう。」

{なんか来てるよ?}

ミ「そう言えばワイバーンが……」

ニ「……ありゃ竜窟のお迎えワイバーンじゃのう。」

ム「ああ……懐かしいなぁおい。」

オ「昔を思い出しますねぇ。」

グ「お迎えワイバーンって……」

マ「正確にはワイバーンじゃなくてケツアルコアトルっちゅう真竜種じゃけどな。」

まだ1時間ある……久しぶりだ……

{いやこれから見直すんやろ?台詞をシナリオタイプにしとったし。}

間違いが少ないことを祈っててくれ……

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