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おいらが聖女~俺が宇宙の戦闘機?外伝~  作者: ケモブキ
第1章
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子育ての悩みとリッチ洞の考察

 子供の2人位は託されてもどうとでもなる、問題は……


『この環境でどう育てるかなんだよな……』


地球の子育ては食人魔物が彷徨いているここでは役にたたない、かといって相談する奴は……


『おっさんトリオは師匠にはいいが親は無理っぽい、カトちゃんジェーンは忍者だしシンさんアーニャは放蕩息子の類いだし……グロリアとリンジーは猫可愛がりするだろうしな……ディノスのおっさんは子供居るかどうか判らんし……』

“悩んどるのうマスヤマよ。”

『あ、元凶。』

“誰がじゃ!子育てに悩むので有ればもうそこまで来ておる友人に聞けば良いじゃろう。”

『あいつ今何やってるんですか?』

“連邦宇宙軍に皇帝が宣戦布告してのう……本人はリアルギャラクシアンとか言っておった。”

『本当に何やってるんだ……』

“あと神族の子供じゃから1年せん間に使命に目覚めるじゃろう。それまで保護してやってくれ。”

『戦闘見せる事になるかも知れませんよ?』

“むしろ見せてやって欲しいのう。”

『失敗してグレたりしませんか?』

“それまでに使命に目覚めるわい。”

『んじゃとりあえず預かりますけど、神の子なんて育て方知りませんからね?グレて魔神になっても知りませんよ?』

“それはそれで面白くなりそうじゃな。”

『こらそこの死神。』

“ついでに魔法の神。つまり魔神じゃ。”

『そう言えばそうだった。んじゃ何とかなるかも。』

“気楽にやるがよい。わしらは全て受け止める。”

『まさか知識欲の為に実験してないでしょうね?』

“う……そんなことは無いゆえ頑張ってくれ。ではのう。”


ありゃその目論見も有ったな。さて帰ってバトン仕上げるか……


「おお!チビ帰ったか。オデが焼いた肉食え、塩で焼いてみたぞ。」

『ああグロリアありがとう……うん、血抜きもしっかりしてあるな。明日の昼はおいらが作るからな?あと猪の背中の脂身残ってるか?』

「今日の残りはリンジーに預けてある。」

『ちょっとしたおやつ作るからな。おっちゃんも酒のつまみにするか?』

「ん?おっさんジャガイモはあまり……」

『まぁ見てろって。』


ジャガイモを細く切って水に晒したあと少し乾燥させてグルテンの少ない小麦粉まぶしてフライパンに猪油出して揚げると言うより焼く。色が変わったら塩かけて完成。要するにフライドポテトである。


『乾燥に錬金術つかったけど綺麗な布で拭いても大丈夫だぞ。』


チビ達は3人で必死に食べて……3人?


『ニーズは大人の方で食べなさい。』

{もう無いよ?}

『え……あんたらはどんだけ……呑んでんのか……』

「チビちゃん達はお姉ちゃん達と食べような~。」

「グロリアさん本当に子供好きなんですねぇ。」

「前の顔と体じゃ近付いただけで子供泣いたから今嬉しくてなぁ……」

『もしかして……おでん様、あの2人元々グロリアに預ける気だったんじゃ?』

“その場合片方のエルフは死んでおったがのう。元々は森で魔物に襲われたのをオーク(グロリア)が助ける設定だったんじゃ。グロリア仲間にした時点で運命は変わっておるわい。”

『で?』

“わしもイモくれ。”

『お代わり注文されるとは思わなかった……おっちゃんジャガイモ嫌いじゃなかったのかよ?』

「いやいやこれ美味ぇわ。」

『んじゃグロリアに作り方教えておくかな?』

「オデが作るのか?」

『子供の心を胃袋から掴め。』

「サンキュー、チビ。オデをママだと認めたんだな?」

『そのうちオリハルコンの包丁作ってやろう。』

「あ!チビ。鍋はダメだぞ?オリハルコンは熱を通さないからな。」

『やったこと有るみたいだな?』

「前に人間の兵隊がやってたんだ。オリハルコンの兜を鍋替わりにして湯を沸かそうとしてたんだが1時間経っても沸かなかったんだ。」

「そりゃミスリルやアダマンタイトならともかくドラゴンブレスをも防ぐオリハルコンじゃ。そりゃ完全断熱されとるよ。」

『んじゃヒヒイロカネってどうやって作るんだ?』

「迷宮にオリハルコンの鎧を安置して30年ほど放っておくとヒヒイロカネの鎧になっとると言い伝えられておるのう。」

『で、父ちゃんバトンはどうなった?』

「面白味の無いバトンならそこじゃ。そんなもんでええのか?」

『うん、これに黒リッチの魔石を……こうやって……薄くミスリルで覆って……これを先に……完成!対人間で無きゃ武器にもなるぞ。』

「どう考えても玩具作った様に見えるのう。」

『これの真価はリッチ洞で解るさ。』

「明後日か……」

『とうとう明後日本当の黄金バットが……』

{親方、おーごんばっとって何?}

『まぁ楽しみにしてろ、とりあえず黒いのが封じた竜脈開けなきゃならない。公爵、すいませんが祈りはその後でお願いします。』

「それは構いませんよ。早くリッチ達助けないといけませんしね。」

『おいら本当は七洞窟を観光資源にしたいんだけどな……』

「それはドラゴン洞がどうなってるかで決まりますけどね、最悪リッチ洞までならその計画手伝いますよ。」

『ドラゴン洞……2番目に魔族領に近い迷宮(ダンジョン)……そして1番近いのはこのリッチ洞……魔族の狙いが七洞窟の祈りを防ぐ事なら黒リッチを唆しドラゴン洞の主を殺害したのも頷ける……』

「いやゴールディーちゃん、さすがにそれは……」

『ええ、公爵。これはおいらが夢想した結果であればそれでいいんですが……もし思った通りだとあなたが襲われる可能性が高いです。だから今からでも危なくなったら逃げてください。攻撃はおそらくドラゴン洞で祈った後でしょう。』

「ふむ……それなら囮として付いてきて正解でしたな。」

『いいえ、あなたを殺させはしませんよ。罠に嵌まってる振りをして相手が動くのを待つんです。最悪ニーズヘッグ(魂喰らい)も居ますしね。こちらは言わば過剰戦力になってます。あと……聖骨杖を持ち出した黒リッチは魔族を信じて無かったんだと思いますよ。』

「そうでしょうか?」

『聖骨杖は言わば魔族特効の武器なんです。そして魔素汚染(マナハザード)が起きれば魔族とて住む事はできない……わざわざ聖骨杖持って逃げてたのは何故か……単に狂ったリッチって訳でもなさそうですよ。』





上がりました。

{職無くすの決まってから早いな(現在21時)}

やかましい!

{チビ達の名前は?}

まだ決めて無い……

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