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おいらが聖女~俺が宇宙の戦闘機?外伝~  作者: ケモブキ
第1章
3/53

ダンジョンに潜る

明けましておめでとうございます


「長距離や対魔法はどうしますか?」

『その辺はこの娘に……』

「いや……リンジーは回復魔法特化なのです。」

『魔法っておいらも使えるんですか?』

「どうでしょう?リンジー、火球(ファイアボール)撃ってみて下さい。」

「はい、我と共に在る精霊達よ、旧き盟約の言葉に従い我が手に集いて力を為せ。火球(ファイアボール)!」

ゴルフボール程度の火の玉がヘロヘロと飛んで行った……

『ショボいなオイ!』

「そうそう威力は出ないのよ!」

目を閉じてやってみよう。

『リンジーがやってたみたいに右手になんか集めて……一遍圧縮したら強くならないかな……』

「マスヤマさん!それは?」

『え?』

右手に人の頭位の火の玉が浮かんでた……

「あの的に放って下さい!」

ギュン!火の玉はF1並のスピードで的に突き刺さり……

ドグワァァン!破壊と爆音を撒き散らした。

『ああ圧縮したらああなるのか。』

おや?ハゲが青筋立てて飛んできた。

「オスカー司祭!大丈夫ですか?」

「ああトニー助祭、すいません、的を壊してしまいました。」

「いやいや、それにしてもさすがにオスカー司祭の爆発(エクスプロージョン)は凄いですな。」

「いえ、これはリンジーの火球(ファイアボール)なのです。」

「え?聖女様は治癒呪文以外からっきしだと聞きましたが?」

噂になる位どんくさかったのか……

「リンジー、もう一度放てますか?」

『はい。次の的はどれですか?』

「あの岩にしましょう、どうぞ。」

吸収……圧縮……放出!

ドグワァァン!

『おお、岩が欠けた……あれ司祭様も助祭様もどうされました?』

「司祭様……今聖女様詠唱されませんでしたね?」

「トニー助祭、無詠唱って威力上がるんでしたっけ……?」

“ホホホホホ、我が愛し子達よ、壮健ですか?”

「フレイヤ様!聖女リンジー様の魔法が……」

“落ち着きなさい、リンジーの中にエインヘリヤルの技術を移したのです。元々の魂が残って口調が変わったりしますが気にしないで下さい。”

「「ははっ!」」

“ただ、戦闘能力は上がりましたが防御能力は上がった訳ではありません。しっかりと護衛を頼みますよ。”

『斯くして世界の平和はオスカー司祭に委ねられた。』

「勝手に委ね無いように。あなたも当事者なんですよエインヘリヤル・マスヤマ。」

『この身体だと自分自身が護衛対象になってしまいますが?』

「その辺が難しい所ですね。まぁリンジーの安全が第一なのは変わりませんので。」

『ただ聖女としては最前線に出る事も少なくないでしょうし。』

「マスヤマさん……私は今感動しています!」

「大家にも許可取って欲しい。」

「さぁ、とりあえずダンジョン内の遭難者救助です!」

『望むところです!』

「あたしの意見を聞け~!」


 って近所のダンジョンに来た訳ですが……何この冒険者たち(たぶんだけど)……みんな満身創痍で……

『オスカー司祭、みんなを一ヶ所に集めて下さい。』

「了解です!」

「済まねぇ!動かせねぇ奴が居るんだ!」

『では怪我してる人はそちらに集まって下さい。エリアヒールをかけます。』

「なりません!治療費を払えない奴も多い。」

ムカ!

『ならあんたがドラゴンの炎に炙られた時は笑ってスルーしてあげましょう。』

「ちょっと!あたしエリアヒールできないわよ?」

『魔力集めてくれ。解放はおいらがする。』

「聖女様、俺たちは本当に治療費払えねぇよ。」

『まず武器と防具を揃えて弱い魔物から狩りなさい。そして余裕ができたら教会に寄付して戴けたら結構です。銅貨1枚でも大丈夫です。無理なら構いません。これは女神フレイヤ様の慈悲なのです。』

「マスヤマ、魔力たまったわよ。」

集まった魔力を火球より強く圧縮、治癒呪文上書き……

ハイヒールって有るな、こっちにしとこう。

『我が前に倒れし英雄達に今再び立ち上がる力をあたえたまえ……地域治癒大(エリアハイヒール)!』

一瞬周囲が眩い光に包まれ……

「俺の手が……生えた?」

「欠損まで直っちまってる!」

「今から寄付金稼いで来るぜ!」

『お待ち下さい。せめて今日1日は休んで下さい。』

「逃げ遅れたメンバーが……」

『そんなメンバーが居る方のみ一緒に来てください。』

「聖女様……何を?」

『フレイヤ様の愛し子達に怪我をさせたモンスター共に落とし前付けて来ます。』

おいらはそう言ってストレージからヌンチャクを取り出した。


あ……ゴブリンが倒れた女冒険者引き摺ってる。

次の瞬間ゴブリンの頭が消しとんだ。

『グッジョブ弓使いさん。』

サムズアップしてにっこり笑う。

「ありがとうございます。」

あ、サムズアップ返してきた。

倒れてる女性に治癒(ヒール)、意識が戻らないので彼女のパーティーメンバーに託す。

『後4名ですね?』

「はい、壊滅パーティーは無かったはずです。」

「ガウ!」

ケイブウルフ……スピードに慣れればどうと言うこともない。良く見計らって脳天をヌンチャクでカチ割る。モンスターが煙になって消えるのいいね。

オークは豚肉落とすし……ミノタウロスは牛肉かな?

等と考えてる間に最下層。今は弓使いさんだけが横に残っている。

「敵はダンジョンボスのリッチです。しかしみんな仲間が見付かったら帰るとか……」

『仕方ないですよ。人間どうしても自分や仲間が大切ですから。』

「でも聖女様は……ドロップまでみんなに渡してるし……」

『わたしは魔法のテストしに来ているのでご心配無く。これでも結構自分勝手なんですよ?それと少しでも体力を戻す足しになれば、盗賊落ちはさせたくありませんので。』

「あんたあたしの影武者頼むわ。」

軽四が頭の中で好き勝手ぬかしてる。

で、リッチなんだが女冒険者を裸で縛ってやがる。

「ちょっと!マスヤマ見るんじゃ無いわよ。特に胸!」

『おいらと弓使いさんに魔法反射(マジックリフレクト)、で、骨野郎には死霊退散(ターンアンデッド)!』

涼しい顔して耐えやがったこの野郎。

「頭蓋にダメージが入れば倒せます!魔法は効きません!」

OK、だったらヌンチャクの出番だ!

頭の中で燃えよドラゴンのテーマがかかる……

リッチの注意がおいらに向かったら人質解放して逃げる様に弓使いさんに言ってある。

あ、火球撃ってきた。ヌンチャクで打ち返す。黒いエネルギーボールは左手の平で吸収する。ちょっとMP回復。

お互いに魔法が効かない同士、おいらは親指を舐めて奴を挑発する。所謂かかってきなさいのポーズだ。

リッチが大きな鎌を構えて襲って……

「うおおおぉぉぉ!」

{本編進まんのやな。}

外伝も全く進まんがな

{これでやまぐちブックストア書くとか正気か?}

あれはとしあきたちとの約束なので。

{日常物書けるとも思えんが……}

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