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おいらが聖女~俺が宇宙の戦闘機?外伝~  作者: ケモブキ
第1章
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神弓ニーズヘッグ

まだコロナ隔離施設に居ります

 「あんた普通に突っ込もうとするのね……」

『闘神としては人に戦わせる訳にはいかんのじゃ。』

「いきなり偉そうに語りだしたわね。」

「でもいわゆる(のじゃロリ)になってござるよ?」

「あれたぶん威厳の有る言い方しようとして失敗しただけだと思うよ?」

『さすがシンさん、一番付き合いが長いだけの事は有る。』

「ミツクニ公爵が居たら連れ帰られると思うわ。」

『ああ、あの人ちっこいのとか好きだからねぇ。今はニーズがお気に入りだと思うよ。』

「いえ、ゴールディーちゃんも好きですよ?」

『イケメンの高位貴族はロリコンでも犯罪にならんのね。』

「私は別に小さい女の子が好きではなく好きになった女性が小さかっただけです。」

『普通にロリコンの言い訳ですが?』

「しかし例えばミツクニ公爵の立場であれば3つの子供とでも結婚しようと思えば出来るんだよね。」

「嫌ですよそんな幼すぎる子。」

『やっぱり8つから12~3ですよね?』

「まぁそのくらいの子が遊んでるの可愛いですよね。」

『奴は本物である、直ちに幼女を隔離せよ!』

「お嬢ちゃん?あんたも見た目はそんな感じだぜ?」

『え?おいら17~8のひねたエルフなんじゃ?』

「その身体から出て我が娘になったんじゃろうが?」

「ちょっと待ったマグナス師!ひねたエルフってあたしですよ?」

「おうおう聖女様の第2人格かのう?」

「さすがマグナス、よく見抜いたな。ニーズヘッグが体内に潜んで居たんで食われ無いようにシスター・ダイアナが強欲の呪いを掛けてたんだが、それでマスヤマさんと喧嘩してなぁ……」

「本当にあたしを救うなんて思わなかったからね。」

『一遍助けたんだから後放っておいてもいいんじゃ無かろうか?』

「一遍助けたんだから責任持て!」

『ん~?ムサシのおっちゃん、こいつに武道教えてやって?』

「凄い丸投げを見申した。」

「とはいってもおっさんあんな特殊杖使う武術知らないぞ?」

『あれは徒手空拳の空手からの派生だから徒手空拳だけ教えてもらえば。』

「まぁそんなのでいいなら……」


数秒後、ムサシは後悔した。


「基本すら入ってねぇ!」

『酷いだろ?』

「こんなの押し付けるお嬢ちゃんが酷ぇよ。」

「無茶苦茶言ってるわね?」

「まず警戒して歩くんだ。魔物が出て来たらすぐ下がる。これを3日程度で覚えよう。」

「戦っちゃいけないんですか?」

「ゴールディーの嬢ちゃんが何考えてるか知らねぇがあんたが敗北条件に絡んでる以上本当は戦闘に出したくねーよ。更に刃物持たせたら手か足落とす様な雰囲気漂ってるし……」

『そう言えばこの辺に初心者ダンジョン無いのかな?ろくにモンスター出なくていいから。』

「スライムの穴ってのが在るよ?本当にスライム系統しか出ないけど。」

『それ教えて?リンジー放り込むから。』

「嬢ちゃん、スライムと言うのもあれで結構危険なモンスターだぜ?」

『うん、おいらが先行してシンさんにリンジーの教育任せようかと。』

「それはともかくそろそろ弓の部品が出来上がりませんか?」

『あ!そうだよ!そろそろコンパウンドボウ……神弓ニーズヘッグの部品出来る頃じゃん、なぁ父ちゃん。』

「出来とるがちょっとしっくり来ん部分も有ってな……」

「しかし竜のヒゲの弓が使えるとは思わなかった。しかもオリハルコン製とか。」

{シンさん?我に限らず竜のヒゲの弓はオリハルコン必須だよ?ただ我のヒゲの場合弓が引けるかどうか……}

『その辺はお前の父ちゃん信用しなさい。』

「鍛冶窯使い物にならなくなっとるからな?」

『え?オリハルコンってそうなの?』

「部品小さくてワンオフじゃから窯ごと作ったんじゃ。わしが錬金術師で良かったのう。」

『ほ~……窯ってこんな感じに潰れるのか。』

「オリハルコンの量産品が無いのはこう言うことじゃよ。」

『帝国勇者はロケットエンジンの廃熱でオリハルコンのヌンチャク焼き入れしたとか聞いたけど?』

「充分な熱源さえあれば熱を吹き付ける形でも作れるぞ。」


まぁとりあえずは部品の精度だ……肝になるのは滑車の精度なのでこれさえまともならなんとかなる……で、あれこれ弄りながらも何とか弓の形にはなった。ニーズのヒゲを弦に加工しセットしていく……一応の完成を見たので試射……こんなもんでいいんじゃないかなぁ(貫通穴の開いた大木から目を反らしつつ。)


「あれ?意外と軽く引けるんですね。」

『ガンスミスが銃をスナイパーに渡したら仕事はそこで終わり……』

「何言ってるんですかマスヤマさん?んじゃあの樹射ちますね。」


はい、太さ30センチの樹を貫通しました。


「ママママママスヤマさん……」

『ごめんパワー上げすぎたかも知れない。』

「素晴らしい弓です!」


……はい?


「あんな弱い弓でどうなるのかと思いましたが射てみると超剛弓、これは神弓の名に相応しい名弓です。」


『いや……気に入ってくれたならありがたいけど……使ってもらえる?』

「もう返しませんからね?」


どうやら気に入ってもらえたようだ……で、カトちゃんのオリハルコン苦無は……


「オリハルコンなんか投げられるはずござらん。」


だろうと思った。おいらもそう思うわ。で、紐を付けました。いわゆる縄鏢です。

投げるのが嫌な訳じゃなく使い捨てになるのが嫌だっただけのようで機嫌良く使ってます。

一応これで全員に武器が行き渡った……


「わたくしはいただいてませんが?」

『戦わない聖女に何の武器が要るのよ?』

{我は戦うよ?}

『ニーズは素手でもその辺の武器より強いし……』

「ニーズちゃん!」

{ママ~!}

『あ~、わかったわかった!似合ういい武器が有れば買ってやるから!』

「あれもう一人の聖女様ならどうしたんだろう?」

「お前に使う金は無い!で終わりそうでござるが?」

「ただあっちも護衛対象である以上なんか守備力上げるアイテムで誤魔化しそうな……」

『ああそうか、リンジーとニーズは守備力アップアイテムでいいのか。』

「何か勉強してござるよ?」

『ってか防御全く考えて無かったな……』

30分遅れたか……

{ここんとこ時間通りに投稿できてないな。}

コロナ隔離施設って意外と自由が無くてな……診察なんかで時間取られるのよ……

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