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陰猫(改)のオリジナルや二次創作の短編

都市伝説の事を話しているようで実は観光についてオススメをしているだけの話

作者: 匿名希望のSCP

 妖怪というのは極めて特殊な存在だ。

 特定の条件でしか存在を保てない者もいれば、幅広く存在が知れ渡り、いまでもその脅威を発揮する者もいる。

 他にも伝統の文化から変異し、怪異として存在を認知されている者もあるいるだろう。


 私がそれを綴るのはそんな新たな妖怪についてである。


 人間というのは本当に面白い存在だ。

 どのように科学が進もうとーーいや、進むからこそ、未知への好奇心と可能性を捨てきれないのかも知れない。

 科学の信憑性についてもそうだが、人間の有する過程と真実とは時代に応じて変化し、本来の意味とは異なる意味となる。


 それを信じるか、或いは伝統を重んじるか、科学に盲信するかは人それぞれだ。


 だが、私達は常に人と共にあり、忘れられた世界で新たな存在として語り継がれていく。

 これから先の時代で産まれてくる怪異などもそうだろう。

 私が私を証明する為にも、この事を記して欲しい。


 私はインターネットに生息する小さな怪異である。

 どのような怪異かと言われれば、一般的に認識されていない物語などを紡ぐ怪異である。

 人々を驚かせる怪異というよりは読者に警告や興味などを与える存在と思って貰えばいいだろうか・・・。


 普段はインターネットの海に沈み、人間のもたらす情報を観察している。

 これはそんな存在も知られていない小さな私のささやかな呟きを記した話である。


 どのような話をすべきか悩むところであるが、まずは【はいじま駅】に話すとしよう。

 はじめに【はいじま駅】は実在する。

 【拝島】と書いて【はいじま】と読むのだが、この駅は関東に存在する。

 乗り換えなどで東京駅まで行き来する人間ならば、その名前を聞いた事があるだろう。


 ただ、重要なのは都市伝説の【はいじま駅】は関東以外の都市伝説である事であろうか。

 他の地方にも【はいじま駅】が存在するのだろうか、それとも本当に異世界の【はいじま駅】を見てしまったのか、真相は闇の中である。

 因みに関東における【拝島駅】は存在するが、拝島という市や町は存在しない。

 住所で検索しても【拝島駅】は存在しても【拝島】に関する市や町が存在しない事に驚くだろう。

 駅自体は広く、かの有名なフライドチキンやドーナッツ屋などが充実している。

 書店まであるので意外な一面も知る事が出来る筈である。


 今回はこんなものであろうか?


 誰もが知るような常識と非常識の境界にいるというのは不思議な気分であろう。

 もしも、【拝島駅】に来る事があれば、駅の中を見て回るのもいいだろう。

 きっと、色々な発見に気付く事だろう。

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