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サイキック・ワールド  作者: みっどないと
第1章 SK対策課異動
2/65

(5分前まで)平凡な生活(だった)

ここから主人公が出てきます。

 20◯◯年。


 徐々にサイキック、通称SKという能力を持つ者が増えている世界。



 SKというのは念動力や瞬間移動など、俗に言う超能力のことで、瞬間移動や念動力といった、限られた一部の者のみが行使できる、科学では証明できない力の類である。


 サイキックなら英語だとpsychicなのに何故かSKと略されている。ちなみに、これはSKにまつわる七不思議の1つである。


 と言っても、俺はこれしか七不思議について知らないけど。


 だって俺、SK持ってないからあんま興味ないし。


 SK持ってる人とか全然いないからな。

 現在だいたい1万人に1人の割合で持っていると言われている。



 そこで政府は、治安維持を目的として、

 SKによるトラブル、犯罪を取り締まるSK対策課、

 未発見のSK持ちを記録など、SKを持っている人に関する情報管理を行うSK調査課、

 テロなどの大規模犯罪に対抗するSK実行課、

 などを抱えるSK機関(サイキック機関)というものが発足した。



 SK機関はSKを持っている者に対して、SK調査課に自己申告義務を設けた。



 だが、もちろんSKを隠して、悪用する人たちが現れる。


 その対策としては、「毒を以て毒を制する」という言葉の通り、SK持ちの集団であるSK対策課がSK持ちの犯罪者たちを捕まえる。




 ただし、

 SK対策課はSK持ちしか働くことができない、

 事件そのものが特殊である、

 犯罪者がSK持ちのため危険である、

 大規模犯罪のみに対抗するSK実行課に対して取り扱う仕事が多岐に及ぶ、


 などという様々な理由から、

 非常に深刻な人手不足を抱えている...




 俺の名前は佐久間さくま じん


 これまで何の変哲もない、ただの妻1人、娘1人の平凡な生活を送る一般人である。


 ついさっき、ほんの5分前までSK調査課に所属していた。

 と言ってもSK持ちの犯罪者とやり取りするSK対策課やSK実行課と異なり、情報管理などの事務作業が多いため、仕事内容は他の公務員とそう変わらないはずだ。


 そして、それはこれからも続くものだとずっと思っていた...



 が、



「佐久間 刄さんですよね。」



 椅子に座って普段通りパソコンにてSKに関する大量の書類と格闘する仕事をし終え、長時間のパソコン操作で凝り固まった身体を伸ばしていると、机の前から、長い黒髪のスラッとした、見た目的には俺より少し上、多分30歳前後ぐらいの女性が事務的な声で話しかけてきた。



「はい、そうですが。」



 急に見ず知らずの女性に話しかけられ、少し不思議に思いながら俺が答えると、その女性は



「あなたは今日からSK対策課で働いてもらいます。」



 なんてことを俺に突然言ってきた。


 ...唐突すぎて意味がわからない。



「えっ、どういう意味ですか?」



 俺は率直に俺の内に湧き出た疑問を投げつけた。

 SK調査課と違って、SK対策課は危険が伴うことが多く、SK持ちじゃないと対抗できない。


 そのため、俺はSK調査課へ配属されたはずなんだが...



「あなたにSKがあることがわかりました。これから私たちの元へ異動してもらいます。」



 SK...



 SK...




 えっ!お、俺に!?



「えーーーーーっ!!」



 俺は驚愕した。

 驚きのあまり、思わず椅子から滑り落ちかけ、机の書類は床へばら撒いてしまったほどだ。

元々別サイトで投稿してたため、

ストックはあるんですが、

改正したい内容が多すぎて

投稿ペースはゆっくりになりそうです。


気長に待っていただけると助かります。

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