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「唄ったらいけないの?」

翔兵は合唱のサークルに所属している。最初は興味がなかったそうだが、入学直後にお世話になった人の誘いだったため、断れなかったということで加入。

あまり気の進まない心境での入会ではあったが、もともと歌は割と好きなこともあって、すっかりハマって、バイトの傍ら、練習日にもほぼ皆勤賞のご様子。

良き良き…と言いたいところだが、家でも夜中に風呂の中で唄っている。さすがに夜中は近所にも迷惑なのでやめるように言ったので、時間帯だけは気を付けるようになった。しかし…


「翔兵くん、駅までの道のりを大声で唄っているところを見かけたんだけど…。」


と私も璃子も複数の人から言われて、さすがにビックリ。

自宅から駅までの道のりを歩く間、ずっと唄っているのである。それは行きでも帰りでも同じらしく、朝の目撃談も夜遅くの目撃談も耳に入ってきた。


あまり正面から注意すると、反発するときがあるので、璃子から少しやわらかめに注意してもらったのだが、翔兵の心には何も届いてない。


「え?唄ったらいけないの?」


いや、そういう問題じゃなくて、恥ずかしくないんですか…?


数学や物理の公式以外は、ネジが緩んでいるという点は、このままずっと変わらないのかと、璃子とため息をついたある晩のことでした。

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