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気にしなくて良いはず。
秋くらいから翔兵はよく遅刻をするようになりました。
私がパートに行くようになり、お助け対応ができる日が格段に減ったこと。そしてもう推薦入試は気にしない立場のため、卒業に響かなければ良いという状況になり、本人もそこまで必死に間に合おうとしていないことが原因です。
私が平日に休みの日は頼まれて車で駅や学校まで送ることもあるのですが、頼まれない限りは動かないことにしています。翔兵も頼んでこないようになったので、知らん顔を決め込んでいます。
しかし、「送ってあげようか?」と言えば良かったかもとモヤモヤすることも度々です。
気にしなくて良いんだ、良いんだ、と自分に言い聞かせての知らん顔です。もしこの先、下宿生活になった場合、誰も手助けできないわけだし、何よりも私の在り方を変えようと今の体制を取っているわけですから。
そして、近頃は私の顔色をうかがうこともなく家を出ていく日がほとんどですが、頼ってこなくなったことにほっとすると同時に少しさみしい気がするのも事実です。モヤモヤの原因は、このさみしさかもしれません。




