表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/92

璃子の私立受験にあたって。~無償の肯定をプレゼント~

さて、時が流れ、璃子の高校受験が始まり、私立の結果が出ました。

結果は、本命、滑り止めともに合格しました。本命のほうは、いわゆる特進科へのチャレンジ受験でした。最初はその高校の普通のコースが本命でしたが、特進科を受験した場合、もし特進科はダメでも普通のコースへの合格ができる。そちらへの合格は、ほぼ確実だろうからチャレンジしてみては?と担任からの提案があり、チャレンジすることに決めての受験でした。

滑り止めは、大丈夫だろうけど、それでも合格通知を見てホッ。そしてその翌日、いよいよ本命の通知が届いたのですが、できればチャレンジした特進科へ合格できるといいな、と家族で願っていました。封筒が届いたときは、もうドキドキでした。

受験の当日も割と平然としていた璃子ですが、いよいよ合否通知が届くという日の明け方、何度も夢を見ていたそうです。合格した夢と不合格だった夢と両方。そして、不合格の夢を見て目覚めた時には、涙が溢れていたとか。冷静なタイプとはいっても、さすがに緊張したようです。人並みに緊張するのか、とおかしな感心をしてしまいました。


早速、現代っ子らしく、同級生の間でツイッターなどでどこの高校に受かっただのダメだっただのと同じ中学の子どうし、合否がオープンになっているそうです。そんな中、本命への合格が果たせなかったお子さんの中には家庭の状況などの背景から、色々とつらい思いをされているお友達もいるようです。

どちらの結果であっても、きょうだいやまわりの子たちと比べたりせずに、どうか温かく見守ってあげてほしいと切に願う今日この頃。どんな結果だろうと、遠からず、家族の対応が本人のメンタルを左右するのです。

どんなに反発しても、子供というのは、親に一番に認めてもらいたい、誉めてほしい、という気持ちが強いんです。子供が認めてほしいと思っているうちは、まだ親に気持ちが向いている時期。この時期に少しでも振り向いてあげてほしいです。無償の愛をくれるわが子たちに、無償の肯定をプレゼントしてあげてもバチは当たらないと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ