過度の緊張と、お互いが楽にすること。
翔兵は部活がない日は帰宅するとすぐに眠ってしまうことが多い。部活をやって帰ってきた日は一緒に夕食を食べることができるのだが、部活のない日は夕食の時間に声をかけても起きずに夜中か、場合によっては朝に食事をする。つまり場合によっては12時間近く眠っているのだ。夜中に起きて食事を済ませてから朝まで勉強をしている日もあるが、とにかくよく眠る。休日も部活や補習のない日はほとんど眠っている。
こうして眠ってしまうのは、過度の緊張から疲れてしまうのが原因らしい。元気になったとはいえ、外に出ることで、かなりのエネルギーを要しているらしい。たくさん眠ることで体調を維持しているようだ。
食事に関しては、このようなときは電子レンジで温め直して食べている。できれば電子レンジを使わせたくないが、いつ食べるかわからないのを待つのも、こちらの体力がもたないので、仕方ない。
キッチンの熱源はIHクッキングヒーターを使っていたのだが、ガスのほうが体に良いようなので、ガスに換え、電子レンジもやむをえない場合を除いては使わないようにしている。内部被爆のこともあるが、自律神経にも悪いためだ。
疲れに関していえば、私は人から話しかけられることがあまり得意ではなく、子供たちに頻繁に話しかけられると疲れてしまうので、夜には一人になるためにフラリと出かける日が多い。行き先はコンビニのイートインやネットカフェが多い。閉店間際のスーパーへ見切り品をゲットしに行く日もある。母親が日常的に夜にフラフラとするのは、普通に考えたらあまり良いことではないが、私が心身の調子を悪くすると、却って家族に迷惑をかけるので、私も無理せずにエネルギーをチャージすることにしている。
子供たちも最近はそれに慣れて特に何も言わない。言うとすれば「出かけるならついでにおつかいをしてきて」という程度。
まだまだ綱渡り感が継続している我が家はそれぞれが楽にすることで、なんとか時間を過ごしている。




