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神様になって世界の平和を守ります

皆さんこんにちは。

神様こと、山田タカヒロと申します。

1万年前、私は日本でいじめに遭い飛び降り自殺をして神様として生まれ変わっております。


1万年前


「望みを言って下さい、きっと願いは叶えられるでしょう!」


目の前で両手を広げ、誇らしげな表情を浮かべている金髪の女性


「えっと……ここは?」


「いいから!早く願い事!こっちは忙しいの!」


求める願いは1つ

世界最強

俺は弱い自分が嫌いだ。

嫌いで嫌いで最終的には自殺し、諦めた


「世界最強の力が欲しいです」


「はーい!世界最強頑張ってねー!」


……なんか軽すぎないか?

もうちょっと重みのある言葉が欲しかったんだけど

まあでも異世界に行けばこっちの物だ


「いってらっしゃーい!」




「神様、神様起きてください」


「んにゃ?」


目が覚めると目の前には顔がしわまみれのおじいちゃんが立っていた


「神様、今日からよろしくお願いします。私、担当のエルガスと申します」


「は?神様?」


「ええ、神様です」


俺は自分の体を確かめる

頭に天使の輪が!?

背中に羽が!?


「鏡、ある?」


「どうぞ」


エルガスから受け取った鏡を覗くと俺の顔が映る

よかった、顔だけはそのままだ。


「じゃあ、早速地上に出て世界最強になるぞおおおおおお!」


俺が猛ダッシュで走るとエルガスに止められる


「何をやっているんですか神様!地上で何か起こってないか観察し、必要があれば敵を排除するのがあなたのお仕事ですぞ!」


「は?」


嘘だろ?異世界に来たって言うのになんで観察しないといけないの?

世界最強が観察?ふざけるな


「え、俺観察しないといけないの?」


「そうです。神様の力で地上を豊かにするのです」


「ごめん、帰る」


「ま、待ってくだされ!」


またエルガスに止められる


「わ、分かった分かったよ!仕事すれば良いんだろ!?」


「ええ、そうです。やっと自身のお役目を思い出しましたか」


「んで?どこで観察すれば良いんだよ?」


「地面をご覧になってください」


エルガスが地面を指指すと、世界全体が写される


「ここから地上を観察し、人間達を導いてください」


「はあああああああああああ??????」


なんで俺がそんな事を!


「神様!ご覧下さい!村をゴブリン共が襲っています!」


「あ?」


世界全体が写された地面がズームし、村を表示させる


「さあ、神様の出番です。ここに神の雷を。」


「はあ?神の雷ぃ?ここにすれば良いのか?」


「どうぞ」


「神の……」


技名を言う前にゴブリンの集団を指指すと、ゴブリンの集団があっという間に消えた


「おお!すげえ!マジか!」


「その調子です、神様。では人間を導いてくださいね」


そう言い残し消えるゴスペル


「は?なんで消えるの?」


返事は返ってこない


「うそだああああああああああ!ずっとこの部屋で観察しろっていってんのかちくしょおおおおおおお!」


それから1万年

俺は世界を導き

この部屋からの脱走を考えていた







名前 山田タカヒロ


職業 神


HP ∞

MP ∞

力 ∞

防御 ∞

敏捷 ∞

魔力 ∞

幸運 ∞


現在位置 天界


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