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第二十七章 蜃気楼の都と『愛の告白』の罠
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アストラル・トレインによる騒動から半日後、一行は灼熱の『夢幻の砂漠』を抜け、突如として眼前に現れた巨大なオアシスにたどり着いた。
そこには、エキゾチックな建物が立ち並ぶ『蜃気楼の都』があった。
「フン!騎士!貴様は、私に『究極の休息』という名の『愛の油断の試練』を課したのだな!警戒しろ、ゼルガディス!この都は、きっと『愛の罠』に満ちている!」
「何を言うか、詠美。ここは単なるオアシスの都だ。ゆっくり休むぞ」
ライエルは、額の汗を拭いながら、都の門をくぐった。
ミリーは、都の賑わいを見て微笑んだ。
「やっと、まともな食事にありつけるわね。この街は『真実の試練』で得た宝玉を、価値ある情報に交換できる場所よ」




