第二十四章 別ルート
一方、『力の試練』の洞窟を進んでいたライエル、レオンハルト、ミリーのチームは、巨大な岩のゴーレムと対峙していた。
「騎士くん、このゴーレムの『美学』は、『動かざること山の如し』だね。どうする?」
レオンハルトが、軽やかに風魔法で攻撃を避けながら言った。
「物理攻撃は効きが悪い。弱点は、『感情』だ」ライエルは、冷静に剣を構えた。
その時、遠くの洞窟から、島全体を揺るがすほどの光と爆発音が響いた。
ドォオオォン!!!
ライエルは、その強烈な魔力の波動を感知し、即座に『真実の試練』の結末を悟った。
「…やはり、『羞恥心の自爆』か。詠美め、また『究極の自己否定』を晒したな」
ミリーは、目を丸くして笑った。
「やれやれ。あの子の『素直な恥じらい』は、『古代の賢者の試練』すら粉砕したわね。私たちも、負けていられないわよ」
ゴーレムは、突然の爆発音に反応し、動きが止まった。
ライエルは、その隙を見逃さなかった。
「レオンハルト!ゴーレムに『最も屈辱的な言葉』を浴びせろ!詠美の魔力で、『恥ずかしさが弱点』になっている!」
「ハァ!僕の『美学』に反するが、仕方ない!」レオンハルトは、ゴーレムに向かって叫んだ。
「お前は、『岩なのに、苔すら生えない!』『センスのない配色!』『究極にダサい!』」
ゴーレムは、「グギギギギ……!」という、屈辱の悲鳴を上げながら、全身にヒビが入り、崩壊した。
こうして、「愛の羞恥心」が、『賢者の島』の試練を、『物理的な恥ずかしさ』と『精神的な自爆』という形で、同時に攻略したのだった。




