84/100
第二十四章③
3
「フン!見事だ、ゼルガディス!貴様の『愛の孤独の美学』は、『究極の甘えん坊』という名の『真実の愛』で試練を乗り越えた!」
詠美は、強がりながらも感心した。
そして、詠美が石像の前に立つ。
石像の声が響く。
「次なる者よ。告白せよ」
詠美の顔は、羞恥心で真っ赤を通り越して紫色になっていた。
(な…ッ!?私の『最も恥ずかしい秘密』は……『騎士のツッコミが、私の人生の生き甲斐だということ』……いや、違う!『騎士が朝、私に無言で差し出す干し肉に、究極の愛情を感じていること』だ!)
詠美は、ライエルへの『隠された情けない愛の真実』を告白すれば、羞恥心で魔力が暴走し、洞窟が吹き飛ぶと確信していた。




