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第二十四章 羞恥の自爆装置起動!真実の試練
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『賢者の島』の裏手にある『試練の洞窟』。
薄暗い通路を進む詠美とゼルガディスは、洞窟の最奥にぽっかりと開いた、『真実の口』のような巨大な石像の前に立っていた。
「フン!ゼルガディス!これが『真実の試練』か!貴様は、私への『忠誠心』が試されるとでも思っているのだろうが、この王の敵は、『愛する騎士への羞恥心』という名の『自爆装置』だ!」
詠美は、ライエルが自分に『真実の試練』を課したと信じ込んでいるため、全身に緊張を走らせていた。
ゼルガディスは、全身の包帯を震わせながら、興奮のあまり口角を吊り上げた。
「ハッハッハ!王よ!これこそ『孤独の美学』の最終章!私にとっての『真実』とは、『師への叶わぬ恋心』!この試練は、私への『愛の告白のチャンス』です!」
ゼルガディスは、石像の口に向かって、一歩踏み出した。




