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第二十三章④
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結局、一行は『力の試練』と『真実の試練』の二手に分かれることになった。
• 『力の試練』:ライエル、レオンハルト、ミリー(戦闘経験豊富なライエル、魔法のレオンハルト、知識と治癒のミリーのバランス)
• 『真実の試練』:詠美、ゼルガディス(詠美の魔力発動と、ゼルガディスの「師への愛の告白」への強すぎる執着)
ライエルは、「詠美は、俺に『愛の試練』を課されたと思っているから、絶対に一人で『真実の試練』を受ける」と悟り、苦渋の決断を下したのだ。
「いいか、ゼルガディス。詠美から絶対に目を離すな。『羞恥心』で島を沈める前に、止めるんだ」
「ハッ!王への『究極の献身』!お任せください、騎士!」
ゼルガディスは、燃えるような目で答えた。
彼は、詠美の秘密よりも、自分がミリーに『真実の愛』を告白する場面を想像して興奮していた。
こうして、「愛の病の末期患者」と「究極の厨二病ストーカー」がコンビを組み、『真実の試練』へと挑むのだった。
ライエルは、「頼む、普通の試練であってくれ」と願いながら、『力の試練』の洞窟へと足を踏み入れた。




