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第二十三章 賢者の島!「愛の矛盾」と「二つの試練」
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数日後、船は『賢者の島』の港に到着した。
島は、穏やかな気候と、古代の遺跡のような巨大な図書館が特徴だ。
詠美は、船から降りるなり、興奮して叫んだ。
「フン!騎士!『賢者の島』か!貴様は、私に『知性の試練』を課し、『王としての素養』を試しているのだな!」
ライエルは、ため息を隠さず、淡々と答えた。
「詠美。この島は、古代の文献が多く残っている。単純に、『アストラル・ロード』の秘密を解く手がかりを探すだけだ。試練ではない」
「何を言うか!『試練ではない』という言葉こそ、『最大の試練』!貴様は、私が『愛の力』に溺れて『知性』を疎かにしないか、試しているのだ!」
ミリーは、島の空気に満足そうに深呼吸をした。
「やれやれ。やっぱり『賢者の島』はいいわね。私の『七十年の美学』に、ようやく『知性』というスパイスが加わるわ」
レオンハルトは、島の図書館を見上げ、目を輝かせた。
「これは素晴らしい!『古代の秘められた美学』。騎士くん、僕らはまず、この図書館の『最も古い文献』を漁るべきだ」




