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第二十章②
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レオンハルトは、港町のカフェテラスを見つけ、優雅に歩き始めた。
「ハァ……ロードの『美的センスの崩壊』は僕の『美学』から最も遠い。早く、新鮮な魚介とワインで、この『悲劇的な衣装』の記憶を洗い流したいものだ」
「レオンハルト!何を言う!この『愛の裁縫』は、貴様の『チャラついた美学』などよりも、遥かに『純粋な愛』に満ちている!」
ゼルガディスが、干し肉をかじりながら反論した。
「ゼルガディス!干し肉に『七十年の孤独』を込める君に、『美学』は語れない!」
ミリーは、人々の好奇の視線を集める詠美とローブを見て、嬉しそうに言った。
「ふふふ。やっぱり詠美は面白いわ。あのローブ、『七十歳の私』でも思いつかない『斬新なデザイン』ね」
一行がカフェテラスに座ると、ライエルは詠美に新品のシンプルな布製ローブを差し出した。
「いいから、この店に入る前に着替えろ。これは『王の威厳』のためだ」
「フン!分かったぞ、騎士!貴様は、私に『新しいローブ』を着せることで、『生まれ変わった愛』を表現したいのだな!よかろう!その『愛の試練』、受けて立つ!」
詠美は、カフェのトイレで、泣きながら『呪いのローブ』を脱ぎ、新しいローブに着替えた。




