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第十七章 最深部へ!愛の力と七十歳のロリの置き土産
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魔将軍を『愛の光』で打ち破った詠美は、ライエルへの『究極の溺愛』に打ち震えながら、魔王城の最深部へと続く階段を登っていた。
彼女は、ライエルの『裏切り』が『最高の愛の試練』であったと確信し、もはや誰にも止められない『暴走した愛』の状態にあった。
「フン!騎士め!貴様が私を『見捨てた演技』は、見事だったぞ!だが、貴様の『愛』は、この王の『光の魔力』となって、全て打ち砕かれる運命だ!さあ、早く私に『次の愛の試練』を与えろ!」
ライエルは、詠美の「愛の誤解暴走」を、ひたすら無言で受け流していた。
彼の意識は、最上階の気配に集中している。
レオンハルトは、後ろから続くゼルガディスに話しかけた。
「騎士くんの『自己犠牲』が、ロードの『空回り』を『最強の攻撃手段』に変えてしまった。これはもう、『究極の喜劇』だね」
「くっ……!『喜劇』だと!?師への愛に生きる私と、王への愛に生きる騎士!これこそ『悲劇的な愛の連鎖』だ!」
ゼルガディスは、包帯を震わせながら反論した。




