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気づかれなくて

「わりぃ、遅くなった」


 安原カズマは大学の友人たちが待つ飲食店に到着した。


「予約した吉原ですけど」

「お待ちしておりました。えっと、4名様でよろしかったですか?」

「はい」


 カズマは自分を入れると5人になる事を吉原らに訴えた。


「お、おい! 何だよ? ちょっと遅れたからって、俺無視かよ!」


 カズマに詰め寄られるが何事もなかったかのように従業員についていく吉原たちである。


「こちらの部屋になります」

「ありがとうございます。とりあえず生中4つと枝豆と唐揚げとウインナー、サラダも頼んとくか2人前ずつ」

「あ、俺ウーロンハイとチヂミ」


 カズマも注文するが従業員はおろか吉原たちも何の反応を示さなかった。


「おいおい、そこまでガン無視かよ!? あ、分かった! バラエティ番組の企画なんだろ?」


 カズマは吉原たちに詰め寄るがスルーされた。


「もういいって! はぁ~、気分悪いわ!」


 カズマはトイレに向かった。


「何だよ! 俺ハブられてんのかよ?」


 カズマは用を足して手洗い場に移動した。


「はぁ?」


 鏡に自分の姿が映っていないことにカズマ否、真一郎はこれが夢であると確信した。


「マジか? 元の世界じゃ俺はいないって事かよ」


 真一郎は辺りが白っぽくなることで夢から醒めるのだなと痛感したのである。

 


いつもご愛読いただき、ありがとうございます。


前回、ドカルとの闘いで傷を負い元の世界に戻ったのかと思いきや、その世界に自分が存在していないことに気づかされる真一郎。


彼が夢から醒めて待ち受けるものは何か?


それは次回以降のお楽しみと言うことで、乞う御期待!

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