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あれがガルファー団って奴?

 星研究所に戻ったフェーマスターズはスーツを解除した。


「なあ? あれがガルファー団って奴?」


 真一郎の問いに星はパソコンの画面で答えた。


「これを見ろ。この宣戦布告を!」


 画面いっぱいにゴシック体で、


「この星は人類の愚かな行為によって穢れている。この穢れを祓うため人類を滅却する。ガルファー団」


との文言が表示されているのだ。


「これさあ、たちの悪いイタズラじゃん」

「真一郎、私らもはじめはそう思ったたよ。いや、さっきまでは」


 奈穂は真一郎の頭をポンッと叩いた。


「なあ? 当然警察とかに相談したんだよな?」

「ああ、奴らはとある孤島で飛行機や船舶を次々と消滅させた」

「捜索したのか?」

「何も証拠は掴めなかった。そもそも近づく事が出来なかったんだ」

「バリヤでも張られてるってか? まさしくマンガだな」


 真一郎は奈穂の手を振り払って自室に戻っていった。


「博士、フェーマブルーは訓練無しの割にフェーマウェポンを使いこなしてました」

「そうか。大毅、少しずつチームワークに慣れるよう指導してやってくれ」

「それはどうかな? 私達にもまだ警戒してるみたいだし」

「里香の言う通りだ。アイツの頭脳明晰キャラでチームワークの大切に気づくまで待つしかねえよ。星のオッサン!」

「豪太までそんな呼び方して」

「これが俺のキャラだ。熱血キャラのな!」


 豪太に続き里香も自室に戻っていった。


「博士〜、いいんですか〜?」

「違う世界から転生させたお前たちで戦隊を結成させたんだ。すぐに抜群のチームワークとはいかない事は承知している」

「星博士、俺だって不信感が拭えた訳じゃない。だけどガルファー団が本当に人を襲い始めた」

「理屈は分かんないけど、私らがフェーマスターズやんないとやばいんだよね? 大毅、身体休めておこう」


 奈穂は大毅を連れて出ていった。


「許してくれ。フェーマチャージに耐えられるのはお前たちだけなんだ」


 星は眠気を抑えてフェーマブルーが使用したウェポン・サーベルモードの刃先に付着したガルファ兵の肉片と体液の分析に取り掛かったのである。

 

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。


ガルファ兵を倒して研究所に戻った真一郎たち、ですが星博士への不信感は拭えないようです。


ガルファー団から「この世界」を守り切れるのか?


では、次回も乞う御期待!

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