これで全滅だー!
真一郎はフェーマオート4でなかよし広場に到着した。
「ここでガルファー反応があったはずだ」
オート4を降りてフェーマウォッチの通信機能を作動させた。
「現場に到着した。ガルファー団らしきものは見えないが、捜索は続行する」
真一郎の上空に異空間が発生したかと思うと、ドカル獣将とガビアゲハが出現した。
「フェーマチャージ!」
フェーマブルーはフェーマウェポン・サーベルモードを構えた。
「出やがったな!」
ドカル獣将の剛剣を避けて一太刀浴びせた。
「おのれ!」
ドカル獣将は剛剣から火炎を放つが、ブルーはガビアゲハをサーベルで斬りつけて更に盾にした。
「ホウホウホウ! かかったな、フェーマブルー!」
「なんだと?!」
ガビアゲハはブルーを抱えて羽根を動かして上空50メートルまで上昇した。
「こっから落とそうってか?」
「さあ? どうなるか楽しみにしろ!」
ガビアゲハは頭から急降下してドカル獣将に向けてブルーを放り投げた。
「ドカル龍神斬り!」
ブルーはドカル獣将の一太刀を覚悟しながら、ウェポンをショットモードに変形させた。
「死ねえ! フェーマブルー!」
「てめえもな!」
ドカル獣将の剛剣を袈裟懸けに受けながら、ショットモードの銃口をドカル獣将の胸部に突きつけトリガーを引くブルーである。
「フェーマトルネードショット!」
「なんだと?!」
ドカル獣将の胸部を青い光弾が貫いた。
「オート4、ガビアゲハをやっつけろ!」
ブルーの呼びかけに反応し、オート4は自動走行でガビアゲハに向かった。
「ホウホウホウ! バイクでここまではこれまい」
ガビアゲハが羽根を動かそうとした瞬間、オート4のフロントフォークからレーザー砲2門が出現した。
「オート4、ガビアゲハを認証して撃ち落とせ!」
ブルーはサーベルモードでドカル獣将の右腕を斬り落とした。剛剣を完全に防いだのだ。
「き、貴様・・・」
「てめえら、ガルファビースト軍団、これで全滅だー!」
ブルーは上空を指した。
「ガビアゲハ・・・」
オート4のレーザー砲を食らったガビアゲハが空中で爆発四散した。
「てめえもガビアゲハに続けー!」
ブルーはサーベルモードをドカル獣将の脳天から振り落とした。
「フェーマブルー、俺は負けたがガルファー団は負けんぞ・・・。ガルファー団、ばんざーい!」
ドカル獣将は直立したまま大爆発して果てた。
「ドカル、成仏しろよ」
オート4に向かうブルーにミサイルが数弾飛来した。
「いつの間に?!」
ブルーはミサイルに気づくも爆発に巻き込まれてしまった。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます!
フェーマブルーは宿敵ドカルに辛勝しましたが、ミサイル攻撃に気づくのが遅れ爆発に巻き込まれてしまいました。
果たしてフェーマブルーこと間瀬真一郎の運命や如何に?
ガルファー団はどうなるのか?
次期総帝になるのはゾロン甲爵なのか?
では、次回もお楽しみに!




